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「全仏オープンで今のところ最高の出来事」ズべレフら搭乗の飛行機が落雷を受け緊急着陸<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.05.25

大会前から不穏な出来事に見舞われたズべレフだが、全仏オープンか開催されるパリには無事到着したようだ。(C)Getty images

 男子テニス世界ランキング3位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が、全仏オープン(5月25日~6月8日/フランス・パリ/クレーコート)出場のためにパリに向かう途中、搭乗していた飛行機が落雷被害に見舞われたことを明かした。

 海外メディア『TMTSports』によると、全仏オープンの前哨戦として母国での「ハンブルク・オープン」に出場していたズべレフは、大会敗退後の現地22日にハンブルグからパリへ向かう飛行機に搭乗した。

「木曜日の夕方6時45分発のフライトだった。(イリ)レヘチュカや(ブランドン)ナカシマ、そしてダブルスに出場する選手達と一緒に乗っていたんだけど、おかしなことに雷に打たれたんだ」
 
「ハンブルクに緊急着陸しなければならず、僕は別の飛行機に乗って午前3時頃にパリに着いたよ。他のみんなは代わりの飛行機が見つからず、翌朝に飛んだみたいだね」

 想像するだけで恐ろしい出来事だが、ズべレフ自身はこの体験を楽しんだ様子で「とても面白い旅だったよ。空中で雷に打たれたのは初めてだったんだけれど、ちょっと音がしただけでグラグラすることもなく、なんともなかったんだ」と明かす。

「それが僕の旅の始まりだった。今のところ、全仏オープンでの最高の出来事だね」

 今回のパリへの旅で、すでに忘れがたい出来事を経験したズべレフだが、肝心の全仏オープン初戦は世界ランク67位のラーナー・ティエン(アメリカ)と対戦する。ティエンは2023年にプロデビューしたばかりの19歳。ズべレフは今年2月のアカプルコで同選手と初対戦し、3-6、4-6のストレートで敗れている。

構成●スマッシュ編集部

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【動画】「面白い旅だった」フライト中に雷に打たれるという恐怖体験を愉快に語るズべレフ