女子テニスツアーのWTA500シリーズ「バート・ホンブルク・オープン」(6月22日~28日/ドイツ・バート・ホンブルク/グラスコート)は現地23日に大会2日目を迎え、シングルス1回戦に元世界ランキング1位の大坂なおみ(現56位)が登場。ノーシードのオルガ・ダニロビッチ(セルビア/同39位)を7-6(6)、7-6(4)で下し、2回戦進出を決めた。
27歳の大坂は先日の四大大会「全仏オープン」で初戦敗退となりクレーシーズンを終了。芝シーズン初戦となった先週の「ベルリン・テニス・オープン」(6月16日~22日/ドイツ・ベルリン/WTA500)では1回戦で元12位のリュドミラ・サムソノワ(ロシア/現19位)に逆転負けを喫していた。
その大坂は今回の「バート・ホンブルク・オープン」に急遽本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦。1回戦ではこれまでにツアー2勝を挙げている24歳のダニロビッチとの初対決を迎えた。
試合は序盤から一歩も譲らない展開となり、両者ブレークなしのままタイブレークへ突入。ここでは大坂が2-4の劣勢から巻き返し、セットポイントでは力強いバックハンドで相手のミスを誘って70分にも及ぶ接戦の末に第1セットを先取した。
続く第2セットもシーソーゲームとなり、またしてもタイブレークにもつれ込む。今度は大坂が先にミニブレークを果たし、主導権を掌握。マッチポイントも1回で取り切って2時間5分の熱戦をものにした。
芝シーズン初勝利を挙げた大坂は、試合後のオンコートインタビューで次のように喜びを語っている。「今年初めてのグラスコートでの勝利だから、本当に興奮している。「自分は(苦手の)芝でもポテンシャルはあると思っているけど、他の選手たちも本当に強い。勝利するのは決して当たり前のことじゃない。だから今日は勝てて本当にうれしい」
大坂の2回戦の相手は第5シードで世界10位のエマ・ナバーロ(アメリカ/24歳)。両者は昨年のウインブルドン(四大大会)2回戦で1度だけ対戦しているが、この時は大坂が4-6、1-6で完敗していた。それだけに次戦は厳しい戦いとなりそうだが、大坂のリベンジを期待したい。
文●中村光佑
【動画】大坂、シュナイダーら参戦の「バート・ホンブルク・オープン」第2日ハイライト(大坂の試合は8分45秒頃から)
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その大坂は今回の「バート・ホンブルク・オープン」に急遽本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦。1回戦ではこれまでにツアー2勝を挙げている24歳のダニロビッチとの初対決を迎えた。
試合は序盤から一歩も譲らない展開となり、両者ブレークなしのままタイブレークへ突入。ここでは大坂が2-4の劣勢から巻き返し、セットポイントでは力強いバックハンドで相手のミスを誘って70分にも及ぶ接戦の末に第1セットを先取した。
続く第2セットもシーソーゲームとなり、またしてもタイブレークにもつれ込む。今度は大坂が先にミニブレークを果たし、主導権を掌握。マッチポイントも1回で取り切って2時間5分の熱戦をものにした。
芝シーズン初勝利を挙げた大坂は、試合後のオンコートインタビューで次のように喜びを語っている。「今年初めてのグラスコートでの勝利だから、本当に興奮している。「自分は(苦手の)芝でもポテンシャルはあると思っているけど、他の選手たちも本当に強い。勝利するのは決して当たり前のことじゃない。だから今日は勝てて本当にうれしい」
大坂の2回戦の相手は第5シードで世界10位のエマ・ナバーロ(アメリカ/24歳)。両者は昨年のウインブルドン(四大大会)2回戦で1度だけ対戦しているが、この時は大坂が4-6、1-6で完敗していた。それだけに次戦は厳しい戦いとなりそうだが、大坂のリベンジを期待したい。
文●中村光佑
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