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海外テニス

大坂なおみ、今シーズンの芝初戦は白星ならず。世界20位に2時間半の激闘の末逆転負け<SMASH>

中村光佑

2025.06.18

芝シーズン初戦は1回戦敗退となった大坂(※写真は3月の大会)。(C)Getty Images

芝シーズン初戦は1回戦敗退となった大坂(※写真は3月の大会)。(C)Getty Images

 女子テニスツアーのWTA500シリーズ「ベルリン・テニス・オープン」(6月16日~22日/ドイツ・ベルリン/グラスコート)は現地17日に大会2日目を迎え、シングルス1回戦に元世界ランキング1位の大坂なおみ(現57位)が登場。ノーシードで元12位のリュドミラ・サムソノワ(ロシア/現20位)と対戦したが、6-3、6-7(3)、4-6で敗れ、2回戦進出はならなかった。

 27歳の大坂は先日の四大大会「全仏オープン」で初戦敗退を喫しクレーシーズンを終了。本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得した今大会で芝シーズン初戦を迎えた。

 1回戦で大坂が対峙したのは2021年のベルリン・オープンで優勝を経験し、これまでにツアー5勝を挙げている26歳のサムソノワ。両者がツアーで顔を合わせるのは今回が4度目で、過去の対戦成績は大坂から2勝1敗。直近では今年3月の「マイアミ・オープン」(ハードコート/WTA1000)2回戦で対戦しており、この時は大坂が6-2、6-4で勝利していた。

 約3カ月ぶりの再戦となった試合は大坂が序盤から持ち前のパワフルなプレーを見せ、第4ゲームで先にブレークに成功。直後の第5ゲームでブレークバックを許すも第6ゲームで再びリードを奪い、残りのサービスゲームをキープして第1セットを先取した。
 
 第2セットは一転してキープ合戦に。5-5で迎えた第11ゲームでは0-40と3本のブレークポイントを大坂が握るも生かせず、そのままタイブレークへ突入する。ここでは3-2から大坂がまさかの5連続失点を喫し、接戦の末に1セットオールに持ち込まれた。

 勝負のファイナルセットは第1、2ゲームで互いにブレークを取り合うなど一歩も譲らない展開となるも、大坂はサムソノワの強力なバックハンドに苦戦し、第5ゲームで2度目のサービスダウン。その後はブレークバックできず、2時間36分で無念の逆転負けとなった。

 この後は30日に開幕する四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン)に出場を予定している大坂。前哨戦で弾みをつけたかっただけに悔しい結果となったが、芝での感触を確かめる上では貴重な一戦となったはずだ。今回の敗戦を糧に、テニスの聖地での躍進に期待したい。

文●中村光佑

【動画】大坂なおみがサムソノワに逆転で敗れた「ベルリン・オープン」1回戦ハイライト

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