今年から新しいフォーマットで行なわれる女子テニスの国別対抗戦フェドカップ。2月7日（金）と8日（土）に予選が開催され、日本は敵地ムルシア州カルタヘナの屋外クレーコートでスペインと対戦する。

　6日（木）に行なわれた抽選の結果、組み合わせは下記のように決まった。ただし、出場選手は変更される可能性がある。

［大会１日目］
第1試合
大坂なおみ（シングルス10位） vs サラ・ソリベストルモ（シングルス78位）
第2試合
土居美咲（シングルス86位） vs カルラ・スアレスナバーロ（シングルス55位）

［大会2日目］
第1試合
大坂なおみ（シングルス10位） vs カルラ・スアレスナバーロ（シングルス55位）
第2試合
土居美咲（シングルス86位） vs サラ・ソリベストルモ（シングルス78位）
第3試合
青山修子／柴原瑛菜（ダブルス24位／同29位） vs ジョルジーナ・ガルシアペレス／アリョーナ・ボルソワサドイノフ（ダブルス71位／同298位）

　日本は昨年2月にもスペインと対戦。日比野菜緒と奈良くるみが勝ち星を挙げ、２－２でダブルスにかかるも惜敗している。リベンジにかける今回は、シングルスに大坂なおみと土居美咲、ダブルスは青山修子と柴原瑛菜が参戦。奈良くるみをベンチに置く新しい布陣で挑む。

　注目はなんといっても初戦に登場する大坂なおみだ。クレーコートは決して得意とは言えないが、新しいコーチとともにスムーズに新シーズンに入っている。約２年ぶりに合流した大坂が頼れるエースとなることは間違いない。この大坂を軸に、土居と奈良との３人でシングルス４試合を攻略していくことになるだろう。
  　クレー巧者たちとの対戦だけに最終戦までもつれることが予想されるが、今回はフェドカップ初出場となる柴原瑛菜にも注目だ。カルフォルニア育ちの柴原は、2016年全米オープンジュニアの女子ダブルスで優勝した21歳。2019年は青山修子とのペアでダブルス2勝、今年の全豪オープンでは3回戦に進出した。

　一方、フェドカップでこれまで日本に3戦全勝としているスペインは、全豪オープンで準優勝したガルビネ・ムグルサを招集せず、シングルスにはベテランのスアレスナバーロと23歳のソリベストルモを起用する。

　なお、4月14日（火）～19日（日）にハンガリーのブダペストで開催される決勝ラウンドに進むのは、今回の予選ラウンドを勝ち上がった8カ国と、昨年のフェドカップ決勝に進出したオーストラリアとフランス、開催国のハンガリー、そして過去の実績からワイルドカードを与えられたチェコの計12カ国。各３チームの４グループに別れてラウンドロビンを行ない、各グループ1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。

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2月７日（金）午後８時頃～
2月８日（土）午後７時頃～

構成●スマッシュ編集部