日本テニスの聖地「有明」で、国際テニス連盟(ITF)公認の男子テニスITFツアー「BLUE SIX OPEN(ブルーシックス・オープン)」が2週連続で開催された。その「Week2」(ハードコート/M15)は7月13日に最終日を迎え、シングルス決勝を実施。第6シードの徳田廉大(イカイ)が、第4シードの今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)を6-3、6-2で下し、「Week1」に続いて2週連続優勝を果たした。
「世界を目指す選手たちが、ポイントを獲得してより大きな舞台に挑戦できるように」との思いから本大会を主催しているのは、プロテニスプレーヤーの内山靖崇。ITFツアーはATPツアーの下部に位置するカテゴリーで、M15大会(賞金総額1万5000ドル)は最も低いグレードに位置づけられており、若手選手にとっては“世界への登竜門”とされている。
前週にITFツアー13勝目を挙げた徳田は、今大会でも好調ぶりを発揮した。準々決勝では第3シードのジェイク・デラニー(オーストラリア)を、準決勝では第1シードのシン・ウビン(韓国)を破って決勝に進出。過去1勝3敗と負け越していた今井との対戦でも、その勢いがそのまま結果に表れた。
試合は第1、2ゲームで互いにサービスゲームを奪い合う立ち上がりとなったが、その後は徳田がアグレッシブなプレーで主導権を握る。第8ゲームで再びブレークに成功し、6-3で第1セットを先取した。続く第2セットも流れを相手に渡さず、要所を押さえて4ゲームを連取。以降もサービスゲームを安定してキープし、6-2で勝利を収めた。
勝利後のインタビューで徳田は、試合をこう振り返る。
「1ゲーム目いきなりブレークされて、立ち上がりとしてあまり良くなかったのですが、すぐブレークし返すことができたのでイーブンに戻して、デュースも長かったですし相手のプレーも良かったのですごくタフな試合にはなったんですけど、決められるところでしっかり決めて、大事なポイントでやるべきことができたのが勝因だったと思います」
今後の目標については、「チャレンジャーの予選にはかかるランキングになると思うので、どんどん早くトライして行きたいなと思っています。もう今年ディフェンドがないので取れるだけ取って200位台にかかりたい。来年しっかりグランドスラムを狙えるように頑張りたいと思います」と抱負を口にした。
なお、前日に行なわれたダブルス決勝では、ノーシード対戦となり、片山翔/河野優平(伊予銀行)が、カイル・シーリグ/コリン・シンクレア(アメリカ/北マリアナ諸島)との接戦を制し、優勝を飾っている。
◆シングルス決勝結果
〇 徳田廉大(イカイ)[6] 6-3 6-2 ● 今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)[4]
◆ダブルス決勝結果
〇 片山翔/河野優平(伊予銀行) 7-6(3) 6-3 ●カイル・シーリグ/コリン・シンクレア(アメリカ/北マリアナ諸島)
※[ ]内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
【画像】徳田廉大が優勝した「2023年全日本選手権」の激闘を厳選フォトでお届け!!
【関連記事】男子テニスツアー「BLUE SIX OPEN」第1週目、徳田廉大が全5試合失セットゼロで優勝!「最後までいいプレーができた」<SMASH>
【関連記事】男子テニス元全日本選手権王者の徳田廉大が結婚を発表!「苦しい時でも笑顔でサポートしてくれる彼女を幸せにできるよう頑張ります」<SMASH>
「世界を目指す選手たちが、ポイントを獲得してより大きな舞台に挑戦できるように」との思いから本大会を主催しているのは、プロテニスプレーヤーの内山靖崇。ITFツアーはATPツアーの下部に位置するカテゴリーで、M15大会(賞金総額1万5000ドル)は最も低いグレードに位置づけられており、若手選手にとっては“世界への登竜門”とされている。
前週にITFツアー13勝目を挙げた徳田は、今大会でも好調ぶりを発揮した。準々決勝では第3シードのジェイク・デラニー(オーストラリア)を、準決勝では第1シードのシン・ウビン(韓国)を破って決勝に進出。過去1勝3敗と負け越していた今井との対戦でも、その勢いがそのまま結果に表れた。
試合は第1、2ゲームで互いにサービスゲームを奪い合う立ち上がりとなったが、その後は徳田がアグレッシブなプレーで主導権を握る。第8ゲームで再びブレークに成功し、6-3で第1セットを先取した。続く第2セットも流れを相手に渡さず、要所を押さえて4ゲームを連取。以降もサービスゲームを安定してキープし、6-2で勝利を収めた。
勝利後のインタビューで徳田は、試合をこう振り返る。
「1ゲーム目いきなりブレークされて、立ち上がりとしてあまり良くなかったのですが、すぐブレークし返すことができたのでイーブンに戻して、デュースも長かったですし相手のプレーも良かったのですごくタフな試合にはなったんですけど、決められるところでしっかり決めて、大事なポイントでやるべきことができたのが勝因だったと思います」
今後の目標については、「チャレンジャーの予選にはかかるランキングになると思うので、どんどん早くトライして行きたいなと思っています。もう今年ディフェンドがないので取れるだけ取って200位台にかかりたい。来年しっかりグランドスラムを狙えるように頑張りたいと思います」と抱負を口にした。
なお、前日に行なわれたダブルス決勝では、ノーシード対戦となり、片山翔/河野優平(伊予銀行)が、カイル・シーリグ/コリン・シンクレア(アメリカ/北マリアナ諸島)との接戦を制し、優勝を飾っている。
◆シングルス決勝結果
〇 徳田廉大(イカイ)[6] 6-3 6-2 ● 今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)[4]
◆ダブルス決勝結果
〇 片山翔/河野優平(伊予銀行) 7-6(3) 6-3 ●カイル・シーリグ/コリン・シンクレア(アメリカ/北マリアナ諸島)
※[ ]内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
【画像】徳田廉大が優勝した「2023年全日本選手権」の激闘を厳選フォトでお届け!!
【関連記事】男子テニスツアー「BLUE SIX OPEN」第1週目、徳田廉大が全5試合失セットゼロで優勝!「最後までいいプレーができた」<SMASH>
【関連記事】男子テニス元全日本選手権王者の徳田廉大が結婚を発表!「苦しい時でも笑顔でサポートしてくれる彼女を幸せにできるよう頑張ります」<SMASH>
関連記事
- 男子テニスツアー「BLUE SIX OPEN」第1週目、徳田廉大が全5試合失セットゼロで優勝!「最後までいいプレーができた」<SMASH>
- 筑波大4年の吉本菜月が「大東建託OP/札幌」で2週連続の国際大会制覇! プロ転向を見据え「優勝は絶対と思っていた」<SMASH>
- ケガから復帰した吉本菜月が「大東建託OP/W15札幌」で優勝!「さらに成長できるように頑張りたい」<SMASH>
- 軽井沢フューチャーズは再浮上を目指す福田創楽が優勝! 2年ぶり5つ目の国際大会タイトル<SMASH>
- 23歳の今村咲が「大東建託OP/大阪W15」で今季初優勝!「グランドスラムを目指して頑張りたい」と抱負<SMASH>