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国内テニス

軽井沢フューチャーズは再浮上を目指す福田創楽が優勝! 2年ぶり5つ目の国際大会タイトル<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.06.10

軽井沢フューチャーズのシングルスを制した福田創楽(左)と準優勝の川橋勇太(右)。写真提供:軽井沢フューチャーズ事務局

軽井沢フューチャーズのシングルスを制した福田創楽(左)と準優勝の川橋勇太(右)。写真提供:軽井沢フューチャーズ事務局

 国際テニス連盟が公認する男子テニスのITFツアー「第21回 軽井沢フューチャーズ2025」(クレーコート/M15)は6月3日から8日にかけて長野県・軽井沢会テニスコートで開催。最終日に行なわれたシングルス決勝は、第6シードの福田創楽が第4シードの川橋勇太を6-4、6-2で下しタイトルを手にした。

 ITFツアーはATPツアーやATPチャレンジャーの下部ツアーに当たり、その中でもM15大会は一番低いグレードとあって、世界への最初の登竜門に位置付けられる。まだ所持ポイントが少ない若手や、ケガなどでランキングを落とした選手が復活を図る舞台でもある。

 今年の決勝は、昨年準優勝の福田と、23年覇者の川橋というカード。共に現在は自己最高位からランクを下げており、再浮上を狙う27歳同士の対戦となった。

 試合は第1セットからデュースを繰り返す接戦となり、川橋が第4ゲームで先にブレークするも、福田は2ゲーム続けてのブレークに成功。川橋は11本握ったブレークポイントのうち1度しかものにできなかったのに対し、福田は10本中2度成功と、要所でのわずかな差により福田が6-4でセットを先取した。

 第2セットは勢いに乗った福田が第3、第5ゲームでブレークし、一気に5-1とリード。川橋はブレークポイントを3本手にしたがブレークには至らず、そのまま福田が6-2で押し切った。試合時間は1時間40分。
 
 福田はこれが23年ジャカルタ以来のITFタイトルで通算5勝目。福田と言えばかつて盛田正明テニスファンドに選抜され、IMGアカデミーを卒業した逸材だ。17年には300位台までランクを上げたが、現在は959位と苦しんでいる。この優勝をきっかけに再び上の舞台に這い上がってほしい。

 今大会では若手の活躍も目を引いた。23年の全日本ジュニア&インターハイ王者で、19歳の大岐優斗がベスト4入り。これはキャリア最高成績で、準々決勝では第2シードの白石光を破る番狂わせを演じた。また松岡修造氏の長男で、アメリカで腕を磨く21歳の松岡修もベスト8と健闘した。

 なお7日に決勝が行なわれたダブルスは、ノーシードの河野優平/田中佑が第2シードの河内一真/末岡大和を破って優勝。筑波大4年の田中は単複を通じて初のITFタイトルを獲得した。

◆シングルス決勝結果
○福田創楽(橋本総業ホールディングス)[6] 6-4 6-2 川橋勇太(Team REC)[4]●

◆ダブルス決勝結果
○河野優平/田中佑(伊予銀行/筑波大学) 7-5 7-6(2) 河内一真/末岡大和(橋本総業HD/エキスパートパワーシズオカ)[2]●

※[ ]内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

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