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海外テニス

データで判明!ナダルは第2セットで減少し、フェデラーは増加する。走行距離から見る試合の流れ【男子テニス】

スマッシュ編集部

2020.05.20

走行距離が短いのは早いテンポで打つのが得意なキリオスだった。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

走行距離が短いのは早いテンポで打つのが得意なキリオスだった。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 逆に、フェデラーが走行距離を伸ばしたのはどう解釈できるのか。単に第1セットの距離が短すぎて、そうならざるを得なかったのかもしれない。あるいは第2セットでは、相手がフェデラーの得意なネットゲームを回避する戦略をとり、ベースラインでの打ち合いにより多く持ち込めるようになった可能性もあるだろう。

 ちなみに、対象をトップ10から広げると第1セット、第2セットともに最も長い距離を走ったのはジル・シモンで1269.5メートルと1189.9メートル。同じく最も短かったのはニック・キリオスでわずか634.29メートルと616.92メートルだという。
 
 セット毎の走行距離の変化が意味するところは――。ATPサイトでは、これらは選手のスタイルを浮き彫りにしていて、早い段階で仕掛けるのか、肉体的・精神的に相手を消耗させてから仕留めるのか、選手の狙いを示している、と結んでいる。

構成●スマッシュ編集部

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