選手は、ニューヨークのJFK空港近くに用意された2つのオフィシャルホテルのいずれかに滞在することが求められ、基本的にはホテルと会場間のみに移動は制限。ホテルに着くと同時に全員がPCR検査を受け、以降も最低週に一度はPCRを受けることになる。
もっとも、これほどまでに行動を規制されたら、選手たちのストレスが高まるのは想像に難くない。そこで、今年は無観客であることを活用し、会場内にフットサル場やバスケットボールコート、シアターやアミューズメントパークなどの娯楽施設を用意する予定だという。
また気になる賞金面だが、大会はトータルで6,000万ドル(約64億円)を用意。そのうち660万ドル(約7億円)を、予選に出られなかった選手やドロー縮小の犠牲になったダブルス選手に充てるプランだ。
気になる出場表明だが、まだエントリーは先ではあるものの、ノバク・ジョコビッチやラファエル・ナダルはニューヨークの状況に懐疑的。シモナ・ハレップも「まだ時間があるので最終決断ではないが、現時点では行くつもりはない」とし、欧州のトップ勢は軒並み消極的だ。
一方でアメリカ国内に拠点を置く選手は、前述のセレナを筆頭に前向き。錦織圭や大坂なおみも出場には意欲的だと伝えられている。また、ノア・ルビンやダニエル・コリンズら一部の米国選手からは、ジョコビッチの姿勢に対し「お金がある選手の言い分」「選手評議会会長でありながら自分勝手だ」と批判的な声も上がっている。
果たして全米オープンは、すべての選手に対しオープンなのか?
まだ当分、議論は続きそうな気配だ。
文●内田暁
【PHOTO】グランドスラムってこんな感じ!本誌未公開、大会スナップ写真をお届け! 2019年版
もっとも、これほどまでに行動を規制されたら、選手たちのストレスが高まるのは想像に難くない。そこで、今年は無観客であることを活用し、会場内にフットサル場やバスケットボールコート、シアターやアミューズメントパークなどの娯楽施設を用意する予定だという。
また気になる賞金面だが、大会はトータルで6,000万ドル(約64億円)を用意。そのうち660万ドル(約7億円)を、予選に出られなかった選手やドロー縮小の犠牲になったダブルス選手に充てるプランだ。
気になる出場表明だが、まだエントリーは先ではあるものの、ノバク・ジョコビッチやラファエル・ナダルはニューヨークの状況に懐疑的。シモナ・ハレップも「まだ時間があるので最終決断ではないが、現時点では行くつもりはない」とし、欧州のトップ勢は軒並み消極的だ。
一方でアメリカ国内に拠点を置く選手は、前述のセレナを筆頭に前向き。錦織圭や大坂なおみも出場には意欲的だと伝えられている。また、ノア・ルビンやダニエル・コリンズら一部の米国選手からは、ジョコビッチの姿勢に対し「お金がある選手の言い分」「選手評議会会長でありながら自分勝手だ」と批判的な声も上がっている。
果たして全米オープンは、すべての選手に対しオープンなのか?
まだ当分、議論は続きそうな気配だ。
文●内田暁
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