他に、スポーツサイコロジストとして選手にしているアプローチについても述べた。「まず、自分の世界を整理できるように手伝います。私生活、ビジネス、ソーシャルメディア、スポーツ、栄養、体調管理など、色々なことが関連しています。常に俯瞰で見つめ、適切な思考ができる状態になるように指導しています」

「地に足のついた強固な人間関係を持ち、人生の基本的なツールを持つことが、すべてを管理するための最良の方法」なのだと話す。スポーツサイコロジストのサポートの広さに驚かされる。だからこそ、シフィオンテクも全幅の信頼を置いているのだろう。
  「以前にも何人かのサイコロジストと一緒に取り組んできましたが、ダリアが一番いいです。彼女はヨット競技の経験があり、コーチでもあったので、私のこともよく理解してくれています。ダリアは、私の自信のレベルを引き上げてくれました」

　アスリートとスポーツサイコロジストの共同作業は、これからますます必要不可欠なものになっていきそうだ。

　19歳にしてタフなメンタルを手に入れているシフィオンテクは、現地６日に予選上がりの26歳マルティナ・トレビザン（イタリア）と、ベスト４入りをかけて対戦する。

文●東真奈美

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