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国内テニス

キレイなテニスをするフェレーロをマネし、今はテニス界のエンターテイナー、バーラミに憧れる ~綿貫裕介【プロが憧れたプロ|第11回】

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2020.10.27

エキジビションで数々のトリックショットを披露して拍手喝采のバーラミ。(C)Getty Images

エキジビションで数々のトリックショットを披露して拍手喝采のバーラミ。(C)Getty Images

 キャリア終盤に綿貫が憧れたのは、マンスール・バーラミだ。彼は現役時代にダブルスのタイトルを2つ、全仏オープンではダブルスで準優勝しているが、引退後の方が印象に残っている人が多いだろう。テニス界きってのエンターテイナーで、「テニスって面白いんだなと思いました。1人でラリーをしたり、テニスの楽しさを教えてくれました」と綿貫。

 バーラミのエキジビションを見たのは、ミックスダブルスに出場した、2017年ウインブルドンの会場。優れた技術を駆使し、ひょうきんなキャラクターで、エキジビを最高に盛り上げる姿に「ただ、見とれました」と言う。
 
 現役を辞める間際だっただけに、テニスの面白さを伝えるバーラミの姿は印象的で、「こういうショーテニスを日本でもやりたいと思いました。引退後の自分の目標になりました」と、生き生きと話す。

 会場を盛り上げるショーマンシップと、観客を魅了するテニスのテクニックを兼ね備えているバーラミ。綿貫がそういう存在になってくれれば、日本でももっとテニスの楽しさが広く伝わっていくことだろう。

文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

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