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海外テニス

「自分にとって最大の偉業だった」。サンプラスとジョコビッチが長期間1位に君臨する難しさを分かち合う【海外テニス】

東真奈美

2020.11.13

ジョコビッチにとって最も印象に残っているATPファイナルズでの戦いは2012年のフェデラーとの決勝だった。(C)Getty Images

ジョコビッチにとって最も印象に残っているATPファイナルズでの戦いは2012年のフェデラーとの決勝だった。(C)Getty Images

 ジョコビッチは15日から開催されるATPファイナルズに参戦予定だが、彼が新人時代にATPファイナルズ参加を意識し始めたのは、サンプラスがプレーしていた頃だったと言う。

「昔からピートを目標にしていたし、自分にとっては、お手本でもありテニス界のアイドルだった。ピートと自分のテニスは全く違うから、彼のテニスをマネはできないけどね。でも、ピートのストレスへの対処の仕方や、必要な時のベストの尽くし方や、常に緊張感ある態度がとにかく好きだった」とジョコビッチは語った。
 
 対談のホスト役であるヘンマンから「O2アリーナでの最も印象深い試合は?」と問われると、ジョコビッチは2012年のフェデラー戦と答えている。「接戦の中、マッチポイントでバックのダウンザラインでパッシングを決めて勝利したこと。 あれは間違いなく、あの状況で打ったベストショットの一つだった。それが一番印象深く残っている」とその理由を述べた。

 互いに大きな敬意を払いながら、それぞれの確固たる自信が感じられる、世界トップに君臨した王者たちの対談となった。ジョコビッチは15日から、2015年以来のATPファイナルズ6度目の頂点を目指して戦う。

文●東真奈美

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