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セレナを指導するテニス界のカリスマが指摘。アジア人選手の多くは「戦術的な選択肢が狭まっている」

スマッシュ編集部

2019.09.29

元女王セレナ・ウィリアムズをはじめ、男子若手注目株のステファノス・チチパスらを指導するカリスマコーチ、ムラトグルによるセミナーの参加者たち。写真:スマッシュ編集部

元女王セレナ・ウィリアムズをはじめ、男子若手注目株のステファノス・チチパスらを指導するカリスマコーチ、ムラトグルによるセミナーの参加者たち。写真:スマッシュ編集部

■日本には「上手な選手」はいるが、「勝てる選手」は少ないのでは?

「画一的なことは言えないが、あえて言うならアジア地域の選手はフラット系のボールを打つ選手が多く、スピン系を得意とする選手が少ないと思う。その影響で戦術的な選択肢が狭まっているのではないだろうか。もっと欧州やアメリカに出て行って、違った質のショットを持つ選手と戦う機会を増やすといいいだろう。そしてできるだけ若いうちに、そうした経験することが必要だ」
■日本人選手と海外の選手では体力的なハンデがあるのでは?

「テニスはあまり筋力がなくても勝てる競技。大切なのは、どのようにして勝つかだ。身体が大きくなければ、その他のクオリティを高めればいい。錦織圭選手の場合は、フットワーク、手の動き、そして目がいい。彼がベースラインで戦えるのは、軽快なフットワークと様々なショットを打ち分けるスキル、そして目がいいから。それは彼が自分の良い所、すなわち自分の武器が何かを理解しているからだろう」

 いかがだろうか。こうしたムラトグルの考え方は、もしかしたらテニス以外のシーンでも役立つかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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