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国内テニス

内山の楽天オープンベスト8を振り返り、両方の立場から見てわかってきた、コーチと選手の関係性【鈴木貴男コラム】

鈴木貴男

2019.10.12

ツアーレベルになると、入れるだけのスライスではなく、攻撃力も必要になってくる。(C)Getty Images

ツアーレベルになると、入れるだけのスライスではなく、攻撃力も必要になってくる。(C)Getty Images

 コーチと選手の関係というは年齢や、選手が求めるもの、そして目指すものによって変わってきます。例えばプロになりたての選手であれば、フォームの矯正から始まり、長いビジョンで見ることができますが、キャリアを積み重ねた選手であれば、「今、この相手にどうすべきか」といった話になってきます。

 内山の場合は技術的な要素は整っている状況なので、ちょっとしたアドバイスですぐにできるようになります。今回はスライスサービスをもっと武器にしていくことなどを話しました。

 入ることを重視して、回転がかかりすぎになっていたので、回転量を抑えてスピードをアップさせる方法であったり、それをどう使うかであったり、といったことです。
 
 これらは、選手が本当にそれを求めていなければ、心の中にストンを入ってきませんし、疑問を持ちながらやっても意味がありません。今回は基盤となるストロークに自信があるからこそ、さらに違ったところにも取り組みやすかったのだと思います。

 コーチは、その選手のテニスを外から客観的に見られる存在であり、次の対戦相手の情報を得て、二の手、三の手を考える役割です。だからこそ、ジョコビッチにもナダルにも、フェデラーのような無敵の存在にも必ずコーチがついていて、選手もそれを必要としているのです。

鈴木貴男 (すずきたかお) 
Team REC
1976年9月20日生まれ。グランドスラム、ATPツアーを転戦した経験を生かし、現在はプロテニスプレーヤーであるかたわら、WOWOWテニス放送の解説や、トップジュニアの指導、そして愛好家へのクリニックとテニスにおいてマルチな活躍を見せている。
ジャパンオープンシングルスベスト8、ダブルス優勝。全日本選手権3回制覇。

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