あとひとつ重要なメリットがヨーロッパジュニア選手たちとの繋がりができること。ヨーロッパでは、国籍関係なく認め合った選手たちの交流を非常に大切にしており、自然と繋がりが増えていきます。

　今回優勝した大会でも、試合を重ねるごとに周りの選手からの本田選手に対する評価が高まり、試合前後のトレーニングや次の大会でダブルスを組めるかどうかなどの問い合わせが増えていきました。
  　今では、選手同士でFacebookやInstagramなどのSNSで気軽に連絡を取り合えます。チャットを通じて本田選手にとっても英語の勉強になるのは良いことです。このつながりは、今後の人脈形成において重要になります。

　本人も、「テニスヨーロッパ大会に出場したことで、今までよりもヨーロッパの選手たちと繋がれて、一緒にトレーニングできる機会が増えています。この関係は大切にしたいと思います」と実感できているようです。

文●椙田正人（テニスコーチ、ヨーロッパ遠征コーディネーター）

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