ただ結果としてストレートの敗戦を喫した時、感じたのは悔しさ。そして最も痛感したのは「サーブ力の差」だった。
「やっぱりディミトロフ戦ですごい差を感じたので、少しでも埋めていけるようにトレーニングとサーブに力を入れました」という。
そのサービスとフィジカルへの自信、そしてウインブルドンで多くの観客の前で試合をした経験も、今回の予選決勝で大きな助けとなった。
もう1つ、ウインブルドン後に島袋が得てきたものがある。それは、知名度の上昇に伴う他の選手たちからの敬意と、ツアーでの居場所だ。
「まだ相手に研究されたとは感じませんが、今まで挨拶したこともないような選手が声を掛けてくれたり、シード選手と練習する機会も増えました」
選手間から認められれば、練習相手も含め自ずと環境も良くなる。あらゆる要素が相乗効果的に重なり、今回の全米予選突破を指していた。
ウインブルドンの時は、初戦から強い相手との対戦を切望したが、今回は「もちろん強い選手とも戦いたが、反面、やっぱり勝ちたいとも思う」と言う。
果たして島袋が入ったドローのスポットは、対戦相手も予選突破者。その枠に飛び込んできたのは、現在99位、1年前には58位だったウーゴ・ガストンである。
まだ22歳と若いながら、グランドスラムでの経験も豊富で、数々のジャイアントキリングも演じてきた実力者。勝利と、心躍る対戦の両方を求める島袋にとって、格好の対戦相手だ。
現地取材・文●内田暁
【PHOTO】島袋将のジャックナイフ、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』
「やっぱりディミトロフ戦ですごい差を感じたので、少しでも埋めていけるようにトレーニングとサーブに力を入れました」という。
そのサービスとフィジカルへの自信、そしてウインブルドンで多くの観客の前で試合をした経験も、今回の予選決勝で大きな助けとなった。
もう1つ、ウインブルドン後に島袋が得てきたものがある。それは、知名度の上昇に伴う他の選手たちからの敬意と、ツアーでの居場所だ。
「まだ相手に研究されたとは感じませんが、今まで挨拶したこともないような選手が声を掛けてくれたり、シード選手と練習する機会も増えました」
選手間から認められれば、練習相手も含め自ずと環境も良くなる。あらゆる要素が相乗効果的に重なり、今回の全米予選突破を指していた。
ウインブルドンの時は、初戦から強い相手との対戦を切望したが、今回は「もちろん強い選手とも戦いたが、反面、やっぱり勝ちたいとも思う」と言う。
果たして島袋が入ったドローのスポットは、対戦相手も予選突破者。その枠に飛び込んできたのは、現在99位、1年前には58位だったウーゴ・ガストンである。
まだ22歳と若いながら、グランドスラムでの経験も豊富で、数々のジャイアントキリングも演じてきた実力者。勝利と、心躍る対戦の両方を求める島袋にとって、格好の対戦相手だ。
現地取材・文●内田暁
【PHOTO】島袋将のジャックナイフ、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』