アップダウンの激しいオジェ-アリアシムだが、第３セットは落ち着いてプレーを立て直し、３つのブレークに成功。自身のサービスは１ダウンにとどめ、６－２でブキッチを突き放し、ジャパンオープンの初陣を白星で飾った。試合時間は２時間51分。

　試合後の会見で、「アップ＆ダウンはあったが、結果には満足している」と勝利を喜んだオジェ-アリアシム。「第２セットでミスが出たが、それは自分でもわかっていた。第３セットはより攻撃的に、しつこくプレーするようにして、とても集中してやれた」と、終盤でのギアアップについて説明した。

　今季後半は調子が上がらず、早期敗退が続いているが、光明は見え始めているという。「ここ数週間、肉体的なトレーニングに取り組み、それがこの結果をもたらしたのだと思う。この状態をこれかも維持していきたい」と語るオジェ-アリアシムの復活に期待だ。
  ［16日のシングルス結果（途中まで）］
○M・マクドナルド（アメリカ）75 64 M・パーセル（オーストラリア）●
○J・トンプソン（オーストラリア）63 64 A・ズベレフ［3］●
○F・オジェ-アリアシム（カナダ）［8］76(3) 67(2) 62 A・ブキッチ（オーストラリア）●
○S・オフナー（オーストリア）67(2) 76(5) 75 C・オコネル（オーストラリア）●

［16日のダブルス結果］
○N・ラモンズ／ウィズロー（アメリカ）76(2) 36 10-7 松井俊英／上杉海斗［WC］●
○島袋将／綿貫陽介［WC］64 62 N・メクティッチ／J・ピアース（クロアチア／オーストラリア）●

※[　]内の数字はシード順位、WC＝主催者推薦出場

取材・文●渡辺隆康（スマッシュ編集部）

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