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海外テニス

英雄2人の“最後の全仏”は予選で終焉…「僕にとって最高の四大大会」とティーム、「ホームのようだった」とシュワルツマン<SMASH>

中村光佑

2024.05.23

シュワルマンにとって最後の全仏の相手はフランス人選手だったが、観客からホームグラウンドのような声援を受け、「この瞬間を忘れない」とスピーチした。(C)Getty Images

シュワルマンにとって最後の全仏の相手はフランス人選手だったが、観客からホームグラウンドのような声援を受け、「この瞬間を忘れない」とスピーチした。(C)Getty Images

 また25年の母国の大会での引退を発表し、今大会の予選に出場していた元世界8位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/141位)についても、残念なニュースをお伝えしなければならない。

 1回戦ではルーカス・ノイマイアー(オーストリア/212位)に6-3、6-2で快勝したシュワルツマンだったが、2回戦では3時間超の大激戦の末に地元勢のカンタン・ハリス(フランス/187位)に6-4、4-6、6-7 (7)の逆転で惜敗。ティーム同様最後の全仏をメインドローでプレーすることは叶わなかった。

 20年に全仏4強進出を果たした“小さな巨人”は、試合後の特別インタビューで涙ながらに次のようなメッセージを残した。
 
「私にとってローランギャロスはとても特別な大会です。フランス人選手と対戦するのは簡単ではありませんでしたが、今日はまるでホームグラウンドにいるかのような感覚でした。この瞬間を忘れることはないでしょう」

 キャリアを通じて全仏で強烈なインパクトを残してきたティームとシュワルツマン。それゆえに本戦の舞台でもう彼らのプレーが見られないのは非常に寂しい限りだ。引退までは残り少ないが、キャリアに別れを告げるその日までは、限られた機会の中で存分にプレーを楽しんでほしい。

文●中村光佑

【動画】全仏予選2回戦、ティームの最後のポイントと、シュワルツマンがコートを去る様子

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