専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

大坂なおみが「すごく対戦したい」女王シフィオンテクと2年ぶりの対決へ!通算成績は1勝1敗でイーブン【全仏テニス】<SMASH>

内田暁

2024.05.28

大坂とシフィオンテクが対戦するのは2022年のマイアミ・オープン決勝(写真)以来で、その時は女王にストレートで敗れているが、果たして今回は…。(C)Getty Images

大坂とシフィオンテクが対戦するのは2022年のマイアミ・オープン決勝(写真)以来で、その時は女王にストレートで敗れているが、果たして今回は…。(C)Getty Images

 大坂が、ドローを見ないようにした背景には、今年2月の敗戦の苦い教訓がある。全豪オープンから間を空けずにカタール・オープンに参戦した大坂は、初戦でガルシアにリベンジを果たし、大きな手応えを得て準々決勝に勝ち上がった。

 だがここで、カロリーナ・プリスコワ(チェコ)に競り負ける。この試合後の大坂は、涙を浮かべるほどに悔いを隠さなかった。それは自分のパフォーマンスに満足できなかったから。

 そしてその原因が、「この試合に勝てば、イガと試合できると考えすぎてしまった」ことにあると、知るからだ。
 
 ここでいう「イガ」とはもちろん、イガ・シフィオンテク。大坂が「妊娠中にも多くの試合を見ていた」選手であり、「すごく対戦したい」と切望した現世界1位である。

 それから、3カ月後――。

 大坂は予感していた通り、全仏オープン2回戦で、シフィオンテクと対戦する。全仏のセンターコートは、世界1位が過去3度制している、女王の城。

 次の対戦相手を考えることもなく、勝利を期待しすぎることもなく、今いる瞬間に全力を尽くすことを目指す大坂にとって、これ以上望めない舞台と役者が整った。

現地取材・文●内田暁

【動画】大坂VSブロンゼッティの「全仏オープン」1回戦ハイライト

【関連記事】大坂なおみが全仏オープンで約2年4カ月ぶりの四大大会勝利!「戻ってこられて本当にうれしい」

【関連記事】「ラファに近いものを感じる」全仏OP前哨戦2週連続優勝のシフィオンテクをレジェンドたちが絶賛!


 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号