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国内テニス

【全日本テニス】ホープ本田尚也が初出場で白星! 錦織らと間近に接し「プロになるために学ぶことが多かった」<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2024.10.06

ヒジの故障で約9カ月試合を離れていた筑波大3年の吉本菜月。復帰2大会目ながらブランクを感じさせないテニスで山崎郁美に快勝した。写真:滝川敏之

ヒジの故障で約9カ月試合を離れていた筑波大3年の吉本菜月。復帰2大会目ながらブランクを感じさせないテニスで山崎郁美に快勝した。写真:滝川敏之

 2人は昨年の関東大学リーグで対戦しており、吉本が勝利している。「相手はうまいし、色々やってくるとわかっていたので、準備はできていた」と言う吉本。早いテンポの強打やスピンのムーンボール、バックのスライスなど、多彩なボールを混ぜて揺さぶってくる山崎に対し、吉本は「打てるところは打って、耐えるところは耐えた」とバランスの取れたテニスを展開。

 もともと吉本はニュートラルなボールでも球威があり、無理に打たなくてもラリーを作れる。「打っちゃう場面もあったが、同じミスは2度しないようにした」と語る通り、安定感を保ちながら要所で強打を決め、6-3、6-3で快勝した。

 吉本は今季、右ヒジの故障で試合を離れ、6月にボルトを入れる手術をしたばかり。8月末に大学の試合で9カ月ぶりに復帰し、これが2大会目だ。「ヒジはまだリハビリ中で、痛みは残っている」と言うが、「試合を積むごとに試合勘が戻ってきて楽しいし、テニスができるうれしさがある」と語る。その新鮮な気持ちが、彼女のプレーを後押ししている。次戦は第1シードの齋藤咲良が相手だが、「色々挑んで収穫できたらいい」と臆せずぶつかる構えだ。
 
◆男子シングルス1回戦の結果(10月6日)
○宮本大勢(MAT GROUP)[Q] 6-4 6-2 大和田秀俊(リコー)[Q]●
○松岡隼(B6TC)[16] 6-2 3-6 6-3 林航平(慶應義塾大学)[Q]●
○丹下颯希(日本大学)[Q] 7-6(5) 6-3 西脇一樹(Team REC)[12]●
○望月勇希(エキスパートパワーシズオカ )[13] 6-2 6-2 上杉海斗(江崎グリコ)●
○武藤守生(高牟礼テニスチーム)[WC]4-6 6-4 6-3 片山楓(マサスポーツシステム)[Q]●
○田中佑(筑波大学)[Q] 4-1 ret. 河内一真(橋本総業ホールディングス)●
○渡邉聖太(橋本総業ホールディングス) 6-4 7-6(4) 菊池玄吾(エキスパートパワーシ○ズオカ)[WC]●
○本田尚也(サトウGTC)[WC] 3-6 7-5 6-2 末岡大和(エキスパートパワーシズオカ)[Q]●
○田沼諒太(ONE DROP) 6-4 3-6 6-4 小泉煕毅(日本大学)[Q]●
○松村亮太朗(村田精工)[Q] 2-6 6-2 6-4 高畑里玖(伊予銀行)●
○竹島駿朗(JITC)[14] 6-0 6-4 逸﨑獅王(トップランAIOI)[WC] ●

◆女子シングルス2回戦の結果(10月6日)
○吉本菜月(筑波大学)[Q] 6-3 6-3 山崎郁美(島津製作所)[16]
○佐藤光(アクロステニスアカデミー)[9] 6-4 6-1 小関みちか(橋本総業ホールディングス)
○山口芽生(フリー)[7]  7-5 6-7(7) 6-3 北原結乃(橋本総業ホールディングス)[Q]●
○松田美咲(エームサービス)[11] 6-1 6-1 山口花音(関西大学)[WC]●
○西村佳世(安藤証券) 2-6 6-3 6-3 荒川晴菜 (SBCメディカルグループ) ● 
※[Q]は予選勝者、[WC]はワイルドカード、名前の後の番号はシード

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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