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国内テニス

【大学王座/女子】筑波大が関大を破り2連覇達成! 大会の中で高められていったチーム力<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2024.11.05

左上=準優勝の関西大学。右上=エースとして関大を牽引した山口。左下=3位の早稲田大学。右下=関大S3の高山は意地の1勝をもぎ取る。写真:滝川敏之

左上=準優勝の関西大学。右上=エースとして関大を牽引した山口。左下=3位の早稲田大学。右下=関大S3の高山は意地の1勝をもぎ取る。写真:滝川敏之

 S3は関大が押さえ、S1はフルセットになった時点で吉本が棄権。結果は3勝2敗での僅差の決着となった。関大も追い上げたが、「筑波大の総合力、メンタル、フィジカル、技術とも素晴らしかった」と山本コーチは脱帽した。

 D2とS2のどちらに転ぶかわからない2試合を制した筑波大。ただ、際どい勝負に見えて、三橋監督はどちらも「試合の流れは把握できていた」と語る。「選手たちは悪い状況の中でも何をしなくてはいけないかがわかっていたし、できていた。それが接戦を取れた理由でしょう」

 筑波大は準々決勝で鹿屋体育大学に思わぬ苦戦を強いられたが、準決勝の甲南大学戦では部員たち自らが準備や試合の姿勢を改善し、決勝では「さらに良くなった」(三橋監督)というところまで一致団結した。「団体戦ではチームとしての経験値が重要」という三橋監督。去年優勝しているチームは、今年は一段と勝負強くなっていた。
 
◆女子決勝結果

●関西大学[2-3]筑波大学○
D1:●山口花音/山本未来 3-6 4-6毛呂彩音/吉本菜月○
D2:●中西夢乃/中川桃 5-7 6-4 [9-11] 西尾萌々子/吉田琴美○
S1:○山口花音 3-6 6-4 1-0 ret. 吉本菜月●
S2:●田中伶奈 6-1 4-6 1-6 櫻田しずか○
S3:○高山揺 6-4 2-6 6-3 毛呂彩音●

◆女子3位決定戦結果

〇早稲田大学[4-0]甲南大学●
D1:○齋藤優寧/平田葵 7-5 7-6(3) 川上幸夏/井上美月●
D2:○金子さら紗/田邑来未 6-4 6-3 中山桜/中村藍●
S1:宮田萌芳 打ち切り 中山桜
S2:○田邑来未 6-2 6-1 奥村歩の美●
S3:○金子さら紗 6-2 6-0 中村藍●

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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