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国内テニス

日本リーグ女子は橋本総業HDが2連覇達成!「勝たなきゃというプレッシャーの中、勝ち切れた」と吉田総監督<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2025.02.17

左上=エースの重責を担った橋本総業HDの岡村恭香。右上=盤石のダブルス、森崎/小堀がMVP。左下=島津製作所に1勝をもたらした加治遥。右下=準優勝の島津製作所。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

左上=エースの重責を担った橋本総業HDの岡村恭香。右上=盤石のダブルス、森崎/小堀がMVP。左下=島津製作所に1勝をもたらした加治遥。右下=準優勝の島津製作所。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 1勝1敗でもつれ込んだダブルス。橋本総業HDにとっては嫌な流れだったが、これを完璧に止めたのが去年も優勝を決めた守護神、小堀桃子/森崎可南子だ。森崎は全日本選手権を3度制しているダブルスのスペシャリスト。そして小堀も昨年はITFツアーで3勝するなどダブルスが好調で、現在世界ランクを202位まで上げている“影のダブラー”だ。

 島津製作所の桑田寛子/松本安莉を、素早い動きと的確なショットセレクトで圧倒。相手の動きを見切った森崎が豪快にパスを抜けば、小堀もネットで細かく動いてポーチを決める。森崎いわくこのペアの強さの理由は「私たちは対照的。私はパワフルで、桃ちゃんは繊細なところをカバーするから、噛み合って最高になる」とのこと。

 その言葉通りのテニスを見せて6-3、6-4で快勝し、橋本総業HDの連覇を決めた。

 吉田友佳総監督は、この連覇を「うれしいのと、ホッとているのと両方」と語る。「普段、世界で戦っている選手たちなので、勝たなきゃというプレッシャーを感じながらのプレーだったと思う。その中で頑張り抜いて優勝できた」ことがその理由だ。

 連覇のプレッシャー、勝って当然のプレッシャーがどれだけ大きかったかは、坂詰、岡村のプレーを見れば一目瞭然だろう。それを乗り越えての優勝――「今日勝ち切れたのはみんな自信を持っていいと思う」と吉田総監督は最高級の評価を贈った。
 
◆女子決勝結果
橋本総業ホールディングス[2-1]島津製作所
S1 ●岡村恭香 2-6 4-6 加治遥〇
S2 〇坂詰姫野 7-6(3) 7-6(2) 山崎郁美●
D 〇小堀桃子/森崎可南子 6-3 6-4 桑田寛子/松本安莉●

◆女子3位決定戦結果
橋本総業[2-1]ノアインドアステージ
S1 ●ツァオ・チアイー 5-7 4-6 松田鈴子○
S2 〇小林ほの香 6-4 6-1 上田らむ●
D 〇瀬間詠里花/大前綾希子 6-1 6-3 塩谷夏美/伊藤日和●

◆女子最終順位
優勝 橋本総業ホールディングス
準優勝 島津製作所
3位 橋本総業
4位 ノアインドアステージ
5位 明治安田
6位 エームサービス

◆最高殊勲選手:小堀桃子/森崎可南子(橋本総業HD)
◆最優秀新人選手:山崎郁美(島津製作所)

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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