女子テニスの加藤未唯（世界ランキング複43位）が、「中国オープン」（９月24日～10月５日／中国・北京／ハードコート／WTA1000）の女子ダブルスで準優勝に輝き、自身の公式インスタグラム（@miyukato1121）に喜びを綴った。

　今季の加藤は、１月にレナタ・サラスア（メキシコ／同78位）と組んだ「全豪オープン」（四大大会）でベスト８入りを果たし、３月の「マイアミ・オープン」（WTA1000）ではクリスティーナ・ブクサ（スペイン／同26位）と組んで準優勝したものの、以降は「全米オープン」（四大大会）での２回戦敗退を除き初戦敗退を喫する苦しい時期が続いていた。

　今大会にはファニ・ストラー（ハンガリー／同31位）との初ペアで出場した加藤。１回戦はストーム・ハンター（オーストラリア／同74位）／ダズレイ・クラウチック（アメリカ／同41位）に5-7、6-4、10-8で接戦をものにした。

　２回戦は第３シードのベロニカ・クデルメトワ（ロシア／同８位）／エリーズ・メルテンス（ベルギー／同９位）に2-6、7-6(4)、12-10で逆転勝利を収めて勢いに乗り、準々決勝では第７シードのティメア・バボス（ハンガリー／同18位）／ルイーザ・ステファニー（ブラジル／同23位）を6-2、6-4で撃破。
  　準決勝はプリシラ・ホン（オーストラリア／同96位）／カロリーナ・ムチョバ（チェコ／同207位）が棄権し、決勝は第２シードでイタリアの強豪ペア、サラ・エラーニ（同５位）／ジャスミン・パオリーニ（同５位）と対戦。序盤から白熱した展開で観客を沸かせ、第１セットは先取したものの大事なポイントを取り切れず7-6(1)、3-6、2-10で惜しくも敗れ、準優勝となった。

　インスタグラムには「あと少し、あと少しが届きませんでした」と悔しさを滲ませたが、「本当に苦しい半年間でしたが…ようやく道が開けそうです。ここまでこれたことを嬉しく、誇りに思います。たくさんの応援ありがとうございました。満員のセンターコートは気持ちよかった～幸せ者です」と、喜びを綴った。

　なお、加藤はこの先「木下グループジャパンオープン」（10月13日～19日／大阪・靱／WTA250）と「東レパンパシフィックオープンテニス」（10月20日～26日／東京・有明／WTA500）に出場予定で、SNSにハートマークを添えて「是非会場に足を運んでください」と呼びかけた。アグレッシブなプレーで日本のファンを楽しませてくれることを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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