燃え尽き症候群から見事復活した女子テニス世界ランキング4位のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)が、9月24日~10月5日の日程で行なわれたツアー大会「中国オープン」(中国・北京/ハードコート/WTA1000)で優勝。今年2月の「カタール・オープン」(カタール・ドーハ/ハード/WTA1000)に次ぐ今季2勝目を飾った。
今季だけで2度の四大大会準優勝(ウインブルドンと全米オープン)を果たすなど素晴らしい活躍を見せている24歳のアニシモワは、今回の中国オープンに第3シードで参戦。ケイティ・ボールター(イギリス/同54位)、ジャン・シューアイ(中国/同112位)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ/同15位)ら実力者たちを連破すると、準々決勝ではトップ10選手のジャスミン・パオリーニ(イタリア/同8位)に1セットダウンから逆転勝利。準決勝では前回覇者で同胞のココ・ガウフ(同3位)に6-1、6-2で快勝し、決勝へ駒を進めていた。
現地5日に実施された決勝戦でアニシモワが対峙したのは、昨年8月の「アビエルトGNPセグロス」(メキシコ・モンテレイ/ハード/WTA500)でツアー初優勝を飾り、今大会準決勝で7位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)を破るなど快進撃を見せてきた20歳の新鋭リンダ・ノスコワ(チェコ/同27位)。両者は今回が3度目の顔合わせで、ここまでは1勝1敗と互角。直近である今年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート)4回戦ではアニシモワが6-2、5-7、6-4で勝利している。
試合はアニシモワが序盤からノスコワを圧倒し、6-0で第1セットを早々に先取。第2セットはノスコワの反撃に遭い、2-6で落としてセットオールに持ち込まれたが、勝負のファイナルセットはアニシモワが第5ゲームから4ゲームを連取して6-2で制し、1時間46分のフルセットマッチをものにした。
ちなみにアメリカ人女子選手の中国オープン優勝は、ガウフと元世界1位のセレナ・ウィリアムズ(2004、13年)に次いで3人目。また同一シーズンでの四大大会に次ぐWTA1000シリーズにおける複数個のタイトル獲得は、15年のセレナ以来10年ぶりの快挙だ。表彰式でアニシモワはまず準優勝のノスコワを称え、続けてチームメンバーと家族への感謝の言葉を口にした。
「リンダと彼女のチームを祝福したいです。あなたは本当に素晴らしいプレーをしていました。まだ非常に若いあなたとはこれからも多くの決勝戦で対戦することになると思います。あなたの成長とキャリアを見届けるのが楽しみです。本当に素晴らしいものになると予想しています」
「今日の勝利は本当に特別です。いつも支えてくれるチームのみんな、ありがとう。これからも一緒に頑張りたいです。大好きな家族のみんなも、きっとこの瞬間を見てくれていると思います。早く会って話したいです」
今大会の活躍により11月にサウジアラビア・リヤドで開催されるシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(ハードコート)の出場権を獲得したアニシモワ。それに向けて、残りシーズンの戦いにも期待が高まる。
文●中村光佑
【動画】アニシモワVSノスコワの「中国オープン」決勝ハイライト
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今季だけで2度の四大大会準優勝(ウインブルドンと全米オープン)を果たすなど素晴らしい活躍を見せている24歳のアニシモワは、今回の中国オープンに第3シードで参戦。ケイティ・ボールター(イギリス/同54位)、ジャン・シューアイ(中国/同112位)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ/同15位)ら実力者たちを連破すると、準々決勝ではトップ10選手のジャスミン・パオリーニ(イタリア/同8位)に1セットダウンから逆転勝利。準決勝では前回覇者で同胞のココ・ガウフ(同3位)に6-1、6-2で快勝し、決勝へ駒を進めていた。
現地5日に実施された決勝戦でアニシモワが対峙したのは、昨年8月の「アビエルトGNPセグロス」(メキシコ・モンテレイ/ハード/WTA500)でツアー初優勝を飾り、今大会準決勝で7位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)を破るなど快進撃を見せてきた20歳の新鋭リンダ・ノスコワ(チェコ/同27位)。両者は今回が3度目の顔合わせで、ここまでは1勝1敗と互角。直近である今年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート)4回戦ではアニシモワが6-2、5-7、6-4で勝利している。
試合はアニシモワが序盤からノスコワを圧倒し、6-0で第1セットを早々に先取。第2セットはノスコワの反撃に遭い、2-6で落としてセットオールに持ち込まれたが、勝負のファイナルセットはアニシモワが第5ゲームから4ゲームを連取して6-2で制し、1時間46分のフルセットマッチをものにした。
ちなみにアメリカ人女子選手の中国オープン優勝は、ガウフと元世界1位のセレナ・ウィリアムズ(2004、13年)に次いで3人目。また同一シーズンでの四大大会に次ぐWTA1000シリーズにおける複数個のタイトル獲得は、15年のセレナ以来10年ぶりの快挙だ。表彰式でアニシモワはまず準優勝のノスコワを称え、続けてチームメンバーと家族への感謝の言葉を口にした。
「リンダと彼女のチームを祝福したいです。あなたは本当に素晴らしいプレーをしていました。まだ非常に若いあなたとはこれからも多くの決勝戦で対戦することになると思います。あなたの成長とキャリアを見届けるのが楽しみです。本当に素晴らしいものになると予想しています」
「今日の勝利は本当に特別です。いつも支えてくれるチームのみんな、ありがとう。これからも一緒に頑張りたいです。大好きな家族のみんなも、きっとこの瞬間を見てくれていると思います。早く会って話したいです」
今大会の活躍により11月にサウジアラビア・リヤドで開催されるシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(ハードコート)の出場権を獲得したアニシモワ。それに向けて、残りシーズンの戦いにも期待が高まる。
文●中村光佑
【動画】アニシモワVSノスコワの「中国オープン」決勝ハイライト
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