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海外テニス

熾烈な王座争い! ジョコビッチが語るシナー&アルカラスの“新ライバル像”「この関係が私たちのスポーツには必要だ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.11.08

四大大会を席巻するシナー(右)とアルカラス(中央)。そのライバル関係について、ジョコビッチ(左)は自身の経験を踏まえて語った。(C)Getty Images

四大大会を席巻するシナー(右)とアルカラス(中央)。そのライバル関係について、ジョコビッチ(左)は自身の経験を踏まえて語った。(C)Getty Images

 男子テニスの元世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)が、現在開催中の「バンダ・ファーマシューティカルズ・ヘレニック選手権」(11月2日~8日/ギリシャ・アテネ/ATP250)開幕前に、ATP(男子プロテニス協会)公式の独占インタビューに応じた。その中で、ヤニック・シナー(イタリア/同1位)とカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)のライバル関係について語っている。

 現在の男子ツアーの“新時代”を象徴するのが、このシナーとアルカラスだ。最高峰の舞台である四大大会では、昨年から今年にかけての8大会全てを二人で分け合い、圧倒的な強さを示している。

 さらに、世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に大きくポイント差をつける両者は、世界1位の座を巡り、熾烈な争いを続けている。

 今年は、昨年6月から約1年3カ月にわたり王座に君臨したシナーだったが、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/四大大会)を制したアルカラスが約2年ぶりに1位へ返り咲いた。しかし、その後の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)でシナーが優勝し、再び1位を奪還。トップの座を激しく奪い合う構図は、“2強時代”をいっそう鮮明にしている。
 
 そんな中、ジョコビッチはこの新時代のライバル関係について、自身のキャリアを振り返りながら言及。キャリアの大半を最大の好敵手であるラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)とともに築き上げてきた38歳のレジェンドは、彼らとのライバル関係は「全く異なる」と強調した。

「もちろんアルカラスとシナーも現在、僕のライバルだが、彼らは非常に若い。ライバル関係が始まってからまだ数年しか経っていない。僕とはツアーでのキャリア差が15年ある。一方でフェデラー、ナダルとは20年に及ぶライバル関係だ。比較の対象にはならない。

 とはいえ、シナーとアルカラスの間で新たに大きなライバル関係が生まれたのは素晴らしいことだ。ここ1年半で彼らは信じられないような試合を繰り広げてきた。彼らの関係が続くことを願っている。それが私たちのスポーツに必要なことだ」

 ジョコビッチが認める新たなライバル物語は、かつての“ビッグ4時代”とはまた違う興奮をもたらしてくれるだろう。

構成●スマッシュ編集部

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