専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

「来年、メドベージェフはトップ10に復帰できる!」元世界王者ロディックが“シルバーコレクター”の完全復活に太鼓判<SMASH>

中村光佑

2025.12.26

2025年シーズン終盤にかけてようやく復調してきたメドベージェフ(左)に対して、元王者ロディック(右)は今後さらに調子を上げるだろうと考えている。(C)Getty Images

2025年シーズン終盤にかけてようやく復調してきたメドベージェフ(左)に対して、元王者ロディック(右)は今後さらに調子を上げるだろうと考えている。(C)Getty Images

 今年10月に行なわれた男子テニスツアー「アルマトイ・オープン」(室内ハードコート/ATP250)で、2023年5月の「イタリア国際」(クレーコート/ATP1000)以来約2年半ぶりのツアータイトルを獲得した元世界ランキング1位のダニール・メドベージェフ(ロシア/現13位/29歳)。秋口には過去年間で最低のランキングを記録し、トップ20圏外に転落しかけたが、シーズン終盤になって復調し、2025年をランキング13位で終了した。

 ローマ優勝以降は、23年全米オープンと24年全豪オープンの四大大会2つを含めツアー決勝に6度進出しながら全て敗れ、“シルバーコレクター”と化しつつあったメドベージェフ。

 今季も年初から苦戦が続き、最高峰の四大大会においても全豪は2回戦敗退。全仏、ウインブルドン、全米では3連続初戦敗退と悲惨な結果に終わった。だが、ジル・セルバラ氏とエリック・ヘルナンデス氏とのコーチ契約を相次いで解消し、錦織圭の元コーチであるトーマス・ヨハンソン氏と過去にオランダテニス連盟のナショナルヘッドコーチを務めた実績を持つローハン・ゲッツケ氏を招聘してからは一気に復調してきた。

 9月の「杭州オープン」(ハード/ATP250)でベスト8、「中国オープン」(ハード/ATP500)と「ロレックス上海マスターズ」(ハード/ATP1000)でベスト4とアジアシリーズで結果を出し、初出場した10月のアルマトイ・オープンで見事優勝。受難の時期を乗り越え、ようやく長いトンネルを抜け出した。
 
 03年全米で四大大会初優勝を経験した元世界王者のアンディ・ロディック氏(アメリカ/43歳)も、トップ10復帰が間近に迫るメドベージェフの“底力”に太鼓判を押す。同氏は先日出演した自身のポッドキャスト『Served with Andy Roddick』にて、29歳の来季以降の展望を示す形で次のように語った。

「人々が“今年の彼は四大大会で1勝しかしていない”と言った時、僕は『それでも彼はランキング13位でシーズンを終えているじゃないか』と思った。四大大会1勝で13位というのは、トーナメントの成績とランキングの乖離としては、史上最高レベルかもしれない。

 そもそも彼は“四大大会で勝てない選手”ではない。21年の全米オープンで1度優勝しているし、決勝にも複数回進んでいる。来年、メドベージェフはトップ10に復帰できるだろう。今年の彼の四大大会の成績を聞いて、逆に僕は自分の考えに自信を持てたよ」

 カルロス・アルカラス(スペイン/現1位)とヤニック・シナー(イタリア/同2位)が男子ツアーを牽引する中、完全復活の兆しを見せるメドベージェフが“2強”に割って入れるか。元王者の“底力”が勢力図を揺さぶる可能性は十分にありそうだ。

文●中村光佑

【動画】メドベージェフが約2年半ぶりにタイトルを手にしたアルマトイ・オープン決勝ハイライト

【関連記事】メドベージェフが2年5カ月ぶりにツアー優勝!“シルバーコレクター”返上の21勝目を飾る「最高の気分だよ」<SMASH>

【関連記事】コーチ陣総入れ替えの元1位メドベージェフが新体制を前向きに評価「仕事ぶりは素晴らしい。今後が楽しみ」<SMASH>
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    12月12日(金)発売

    定価:980円 (税込)
  • world_soccer_digest

    1月5日(月)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    12月19日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    12月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    11月25日(火)発売

    定価:1100円 (税込)