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海外テニス

引退から1年のナダルが語る“第2の人生”。ツアーコーチ転身やスペイン代表監督就任の可能性は?<SMASH>

中村光佑

2025.12.28

引退後のナダルは家族との時間を大切にしながら、コーチ転身や代表監督就任、教育や観光にも目を向け、新たな道を模索している。(C)Getty Images

引退後のナダルは家族との時間を大切にしながら、コーチ転身や代表監督就任、教育や観光にも目を向け、新たな道を模索している。(C)Getty Images

 現役時代に全仏オープン14勝を含む四大大会22勝を挙げ、歴代6位の世界1位在位209週など数々の成功を収めたラファエル・ナダル氏(スペイン/39歳)。引退から1年以上が経った今、男子テニス界の黄金期を築いたレジェンドは、外からテニス界を眺めることで得られる穏やかさを楽しんでいるという。

 そんな彼は、どのような“第2の人生”を歩んでいくのだろうか。自然な流れとしてまず思い浮かぶのが、指導者への転身だ。スペイン紙『AS』によれば、延べ1300試合以上を戦い、度重なるケガとも闘った壮絶なキャリアを終えてからまだ間もないナダル氏が今すぐにツアーコーチになる可能性は低いとみられているが、本人はその扉を完全に閉ざしているわけではない。また国別対抗戦「デビスカップ」のスペイン代表監督就任についても、前向きな姿勢を示している。

「今持っている考えが、この先もずっと変わらないとは限らない。ただ、コーチになると、フルタイムで各国を移動しなければならないから、幼い子どもがいる今は現実的ではないと思う。デビスカップの監督就任もあり得ない話ではない。楽しいかそうでないかはやってみないとわからないね」
 
 スペイン国内で多大な影響力を持つナダル氏に対しては「政界に進出するのではないか」という声も何度も上がってきたが、本人はその道をきっぱりと否定している。「政治の世界で成功する可能性はそこまで高くないだろう」と冷静にコメント。その理由として「社会全体の対立の激しさ」を挙げた。

 一方でナダル氏は、今後をどう過ごすのか、自身が選択の分岐点に立っていることも認めている。最終的には時間が「選ぶべき道」を示してくれると考えており、「学問の世界は好きで時間を割いているし、教育や観光の分野にも興味がある。少しずつ道は見えてくるだろう」と締めくくった。

 コートを離れた今もなお、ナダル氏の人生は多くの可能性を秘めている。どんな選択であれ、そのセカンドキャリアが彼らしい実直さに満ちたものになることを願ってやまない。

文●中村光佑

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