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海外テニス

「大会に出場することを強制する必要はない」女子世界5位ルバキナが出場義務を批判するサバレンカに賛同!<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.01.12

大会出場が義務化される現行制度に、トップ選手から異議の声が拡大。サバレンカ(左)に続きルバキナ(右)も、身体への負担が大きすぎると訴えた。(C)Getty Images

大会出場が義務化される現行制度に、トップ選手から異議の声が拡大。サバレンカ(左)に続きルバキナ(右)も、身体への負担が大きすぎると訴えた。(C)Getty Images

 女子テニス界で、過密日程を巡る議論が再び表面化している。世界ランキング1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が、WTA(女子テニス協会)の大会出場義務の厳しさを批判し、罰金の可能性を承知の上で今季も一部大会を欠場する方針を示したのだ。その発言に、元ウインブルドン女王のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/世界5位)も賛同の声を上げている。

 WTAの規定では、トップ選手は四大大会の全4大会、WTA1000の全10大会に加え、WTA500の全18大会中6大会への出場が義務付けられている。サバレンカは昨季、WTA500カテゴリーでは3大会しか出場しておらず、ランキングポイントを減点された一人だった。それでも彼女は、健康を最優先にしたスケジュール管理の必要性を強調する。

 今季開幕戦「ブリスベン国際」(1月4日~11日/オーストラリア・ブリスベン/ハードコート)の記者会見で、サバレンカは次のように語っている。

「義務大会に関するルールはとてもややこしいですが、昨季は本当に苦労したので、身体を守るために今季もいくつかの大会を欠場するつもりです」

 さらに、昨季は安定した成績でランキング1位を維持した一方で、体調不良や極度の疲労を抱えながらプレーしていた苦しい実情も明かした。

「かなり体調が悪い状態で出場した大会もあったし、試合を詰め込みすぎて本当に疲れ切っていたこともありました」
 
 サバレンカは、制度の硬直性にも疑問を呈する。

「WTA1000の大会は欠場できません。これは本当に厄介ですし、彼らがやっていることは正気の沙汰とは思えません。自分たちの利益を追っているだけで、私たち全員を守ることに目を向けていないと感じます」

 この発言に直ちに同調したのが、ルバキナだ。「ブリスベン国際」準々決勝で敗退した後、彼女は現行制度が選手に過度な負担を強いていると指摘した。

「私たちはみんな、何に出場して、何に出場しないかを、もっと自由に選びたいと思っています。これだけ多くの大会に出場することを誰かに強制する必要はありません。身体への負担が大きすぎます」

 もっとも彼女は、この問題が速やかな改善を期待しているわけではないようだ。

「長い間話題になってきたテーマですけど、大きく変わるとは思えません」

 サバレンカと同じくランキングポイントを減点されたイガ・シフィオンテク(ポーランド/同2位)ら、他のトップ選手からも過密日程への不満が相次いでいる。WTAは選手の健康と興行のバランスをどう見直していくのだろうか。現時点で制度変更の具体的な動きは確認されておらず、議論は当面、平行線をたどりそうだ。

構成●スマッシュ編集部

【動画】ルバキナVSムチョバの「ブリスベン国際」準々決勝ハイライト

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