現地11月29日にATP公式インスタグラム（＠atptour）が、世界３位のドミニク・ティームの13歳当時のプレー動画を公開。テニスファンの間で話題となっている。

「13歳の頃からスターだったティーム」と綴られたその投稿には、コートを駆け回り、今と同じようにダイナミックなフォームでフォアハンドやバックハンドを打つ少年の姿があった。また、その中でティームの代名詞の回り込みフォアハンドやバックハンドのスライスも見せていた。

　13歳ならではの粗さも目立つが、今と変わらないパワフルなフォームにファンからも「13歳なのにバックハンドがいいね！」「スライスがすごく上手！」「素晴らしい！」と反響の声が続々と上がっていた。

　さらに、一部のファンからはティームがショットを打つ時の「声」にも注目が集まっていた。ティームは現在も試合中に大きな声を響かせることで知られているが、公開された動画は14年前ということもあり、その声はどこか高い。そのため、「アザレンカみたいだ！」「ドミ（ティーム）、キュートだね！」「ベイビーティームだ！」などといったコメントも寄せられた。
  　また、ティーム自身もこの動画を目にしたようで、少々恥ずかしかったのか、うれし泣きや笑顔の顔文字を並べてリアクションしている。

　2020年シーズンは、全豪オープンでの準優勝、全米オープンでの初タイトル獲得など、ビッグ３（ジョコビッチ、ナダル、フェデラー）を脅かすほどの活躍を見せたティーム。先の最終戦でも２年連続の準優勝を果たし、大規模な大会で着実に結果を残している。２つ目のグランドスラムタイトルに向けて、来シーズンも同様に大きな飛躍を遂げることが期待されている。

文●中村光佑

【PHOTO】攻守一体のプレーが魅力！逆転勝利でグランドスラム初優勝を果たしたドミニク・ティーム！