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海外テニス

「プレーを続けられなくなる危険も…」全仏棄権の大坂なおみをマッケンロー氏が心配。26歳で引退したライバルと「似たような感じ」

THE DIGEST編集部

2021.06.04

全仏をまさかの形で終えた大坂(左)について、マッケンロー氏(右)が心配の声を寄せている。(C)Getty Images

全仏をまさかの形で終えた大坂(左)について、マッケンロー氏(右)が心配の声を寄せている。(C)Getty Images

 女子テニスの大坂なおみが現地5月31日、現在開催中の『全仏オープンテニス』を棄権すると発表した。開幕前には「負けた後の会見は、落ち込んでいる人を蹴落とすようなもの」として“ボイコット”を宣言し、実際に1回戦後の会見を欠席。その後は、SNSでうつ症状を告白するとともに大会を後にしている。

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 この一件についてはテニス界のみならず、スポーツ界全体に波紋が広がった。そんな中、かつて“悪童”と呼ばれた元世界1位、ジョン・マッケンロー氏(米国)は自身のポッドキャスト番組「Holding Court」を通じて、騒動の中心にいる大坂へ心配の声を寄せている。

 大坂が会見拒否を発表した際は「権力者たちに(会見のあり方を)考えさせるものだと思った」というマッケンロー氏だが、実際には大坂に四大大会追放の警告までなされるなど大きなものへと発展。「明らかに強く威圧的なもので対抗しなければならないと考えたようだった」と運営側の反応を捉えている。
 
 さらに、このテニス協会の対応に関しては「行き過ぎだ」とマッケンロー氏。「彼女を出場停止まで脅す必要はなかったと思う。これはスポーツ界にとって大きなマイナスだ」と意見を述べると、26歳の若さで引退したかつてのライバル、ビヨン・ボルグ氏(スウェーデン)を例に挙げて、大坂への思いを次にように語った。

「オオサカがこのままプレーを続けられなくなる危険性もある。彼女に何が起こるかは誰にもわからない。ビヨン・ボルグはこのスポーツに起こった最高の出来事のひとつだったのに、試合から押し出されてしまったような気がする。オオサカも今、同じようなことを感じているように思う」

 ボルグ氏は引退会見で「スポーツを楽しむことができなくなり、燃え尽きてしまった」と胸中を語っていた。「しばらくはコートから離れる」という大坂はいま、自身の問題と向き合う時なのかもしれない。十分な休息をとり、再びコートで元気な姿を見せてくれることを願うばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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