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国内テニス

マクラクラン/綿貫が世界的強豪を下し日本が3連勝!「全員勝利したことが一番うれしい」と添田新監督<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2023.02.05

元世界1位&全豪準優勝の強豪ペアを下し、日本の勝利を決めたマクラクラン勉/綿貫陽介。写真:スマッシュ編集部

元世界1位&全豪準優勝の強豪ペアを下し、日本の勝利を決めたマクラクラン勉/綿貫陽介。写真:スマッシュ編集部

 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten 2023」ワールドグループ(WG)1プレーオフの日本対ポーランド戦は、2月5日、兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで2日目を迎えた。勝てば9月のWG1(24年ファイナルズ予選出場を懸けた試合)に残留、敗れるとWG2に陥落する重要な戦い。

 初日のシングルスでエース西岡良仁(世界ランク33位)、No.2のダニエル太郎(108位)が連勝し、王手を掛けて2日目を迎えた日本は、ダブルスでマクラクラン勉(複79位)/綿貫陽介(複1269位)が勝利。チーム3勝目を挙げてWG1残留を決めた。

 ポーランドのダブルスは、ルーカシュ・クボット(複251位)/ヤン・ジエリンスキ(複15位)のペア。クボットは40歳だが元ダブルス世界1位、ジエリンスキは今年の全豪オープン準優勝という実力者2人だ。

 第1セットは世界トップレベルのダブルスに日本ペアは後れを取った。特にジエリンスキのワイドへのサービスはキレがあり、ネットでの動きも俊敏で、鋭いポーチを何本も決められる。クボットの方は堅実にコースを突いてボレーを配球し、なかなか隙がない。

 2-2からの第5ゲーム。綿貫の強力サービスをポーランドペアに早いタイミングで合わされ、サービスダウンを喫すると、そのまま第1セットを4-6で失った。
 
 しかし第2セットになると日本ペアもしぶとさを見せる。特に綿貫のリターンや突き球が冴え始め、クリーンエースや相手の足元をえぐるボールで再三ブレークポイントを握る。ダブルスの実績が乏しい綿貫は「僕はできることが一番少ない。基本のサーブやリターン、来たボールをミスらないように丁寧にいった」と、シンプルに考えたのが奏功したようだ。

 日本ペアは計9本握られたブレークポイントをことごとく凌ぎ、第9ゲームではマクラクランが0-40からキープ。そうした粘りを見せるうちに流れを呼び込み、6-5までキープが続いた第12ゲーム、ついにこのセット11本目のブレークポイントでマクラクランが渾身のバックハンドパスを決め、クボットのサービスをブレーク。7-5で第2セットをモノにした。
 
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