現地時間７月11日、女子テニス元世界ランク１位の大阪なおみ（現436位）が、第１子となる女児を出産したことが明らかになった。国際オリンピック委員会（IOC）がその第一報を伝えており、パートナーでラッパーのコーデー氏が現地７月８日にカナダ・カルガリーで出演したショーの中で大坂の出産を報告したという。

　今年１月に出場するはずだった全豪オープンの欠場を表明した直後に突如自身のSNSで１枚のエコー画像を投稿し、第１子妊娠を発表していた大坂。６月３日には「A Little Princess IS ON THE WAY（もうすぐ小さなお姫様がやってくる）」と書かれたボードをバックに撮影したマタニティフォトを公開し、出産予定の赤ちゃんが女の子であることを公表していた。

　このほど配信されたIOCのニュースリリースでは、米テニスメディア『Tennis World USA』から引用する形で、大坂が妊娠した際に語った今後の目標についても紹介している。
  「この赤ちゃんが、私をさらに努力させ、ベストを尽くすよう後押ししてくれると確信しています。私はさらに８つのグランドスラムで優勝し、2024年のパリ・オリンピックで金メダルを獲得したい。それが、このスポーツに復帰することを最もワクワクさせてくれる目標の１つです。私は休養を取りましたが、常に競争心が強く、自分が取り組んでいるスポーツの最も重要な大会でまた優勝したいという気持ちでいっぱいです」

　何はともあれ、無事に赤ちゃんが生まれたことで大坂自身も安心したことだろう。もちろんファンとしては１日も早いツアー復帰を期待したいところだが、体調に留意しながら焦らず調整していってほしい。

文●中村光佑

【PHOTO】大坂なおみのサービス、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』