現在開催中のテニス四大大会「ウインブルドン」の男子シングルスでベスト8に進出した世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が4回戦後の記者会見に登場。同大会を主催するAELTC(オールイングランド・ローンテニス&クローケークラブ)に対し、センターコートの試合開始時刻を早めるよう求めた。
140年以上もの歴史と伝統を誇るウインブルドンは独特のスケジュールを採用していることで知られている。開閉式の屋根が付いていない外のコートでは現地午前11時に試合が始まる一方、屋根付きの1番コートは午後1時、センターコートは午後1時30分開始となっている。
また試合終了時刻に関しても特別なルールが存在する。会場の周りが住宅地であるため、ウインブルドンでは騒音防止の目的で「23時以降は試合を行なえない」という規定が定められているのだ。今年の同大会は悪天候に加えてこの“門限”を超えたことによる翌日への順延が目立っており、中断前まで試合を優位に進めていた選手が再開後にリズムを崩してしまう事態も発生している。
一例を挙げると同大会で2度の優勝を誇る元世界王者のアンディ・マリー(イギリス/現40位)が、現地7月6日夜に開始された2回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ/5位)を相手にセットカウント2-1とリードしながらも、翌7日の再開後は終始精彩を欠いて逆転負けを喫した。
また現地7月9日の夜に始まったジョコビッチとフベルト・フルカチュ(ポーランド/18位)による4回戦は、ジョコビッチが2セットアップとリードしたところで門限を迎えたために主審が順延を宣告。翌10日の昼には無事再開されるもジョコビッチは最終第12ゲームでブレークを喫して第3セットを落としてしまう。最終的にはジョコビッチが7-6(6)、7-6(6)、5-7、6-4で粘るフルカチュを振り切ったものの、一歩間違えれば相手に完全に流れを渡してしまいかねないという状況に見舞われた。
140年以上もの歴史と伝統を誇るウインブルドンは独特のスケジュールを採用していることで知られている。開閉式の屋根が付いていない外のコートでは現地午前11時に試合が始まる一方、屋根付きの1番コートは午後1時、センターコートは午後1時30分開始となっている。
また試合終了時刻に関しても特別なルールが存在する。会場の周りが住宅地であるため、ウインブルドンでは騒音防止の目的で「23時以降は試合を行なえない」という規定が定められているのだ。今年の同大会は悪天候に加えてこの“門限”を超えたことによる翌日への順延が目立っており、中断前まで試合を優位に進めていた選手が再開後にリズムを崩してしまう事態も発生している。
一例を挙げると同大会で2度の優勝を誇る元世界王者のアンディ・マリー(イギリス/現40位)が、現地7月6日夜に開始された2回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ/5位)を相手にセットカウント2-1とリードしながらも、翌7日の再開後は終始精彩を欠いて逆転負けを喫した。
また現地7月9日の夜に始まったジョコビッチとフベルト・フルカチュ(ポーランド/18位)による4回戦は、ジョコビッチが2セットアップとリードしたところで門限を迎えたために主審が順延を宣告。翌10日の昼には無事再開されるもジョコビッチは最終第12ゲームでブレークを喫して第3セットを落としてしまう。最終的にはジョコビッチが7-6(6)、7-6(6)、5-7、6-4で粘るフルカチュを振り切ったものの、一歩間違えれば相手に完全に流れを渡してしまいかねないという状況に見舞われた。
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