現在開催中のテニス四大大会「全米オープン」の女子シングルスで初戦敗退を喫した世界ランク7位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)が、現地8月30日に更新した自身のSNSを通じて祖母の死を報告した。
昨年はシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(アメリカ・フォートワース)を制すなど大躍進を遂げた29歳のガルシア。今年に入ってからも計8大会でベスト8以上に進出するなど安定した成績を残していたが、北米ハードシーズンに入ってからは調子を落とし、不安を抱えたまま今回の全米に臨んでいた。
昨年の全米で自身初の四大大会ベスト4入りを果たしたことによりランキングポイントのディフェンドがかかっていたガルシアは、現地29日に行なわれた1回戦で予選勝者のワン・ヤファン(中国/114位)と対戦。試合を通して4度のブレークを喫するなど終始プレーに精彩を欠き、4-6、1-6のストレートで敗れた。
海外テニスメディア『UBITENNIS』によると、ガルシアは全出場選手に義務付けられている試合後の記者会見を拒否。これについては敗戦のショックが原因なのではないかと憶測が飛び交っていたが、ガルシアは翌30日の自身のSNSで身内の不幸が理由だったと説明した。詳細については以下のように綴られている。
「この2日間は私たち家族にとって非常に大変なものでした。私の祖母が月曜日(現地28日)の午後に亡くなりました。敗戦後は精神的に参ってしまい、記者会見に参加できませんでした」
続けてガルシアは同郷のクリスティーナ・ムラデノビッチ(シングルス184位)とのペアで出場予定だった女子ダブルスを辞退すると表明。「祖母に最後の別れを告げるため、私の心は親族たちのもとへと向かう必要があります。人生には何事も時間が限られています。今はテニスは二の次です」と現在の心境を記し、全文を締めくくった。
全米前哨戦から途端に振るわなくなったのも、祖母の容態が思わしくなかったことが関係していたのかもしれない。今は本当にガルシアの精神状態が心配だが、いつか立ち直り、天国にいる祖母の想いを胸に活躍してくれることを祈りたい。
文●中村光佑
【PHOTO】ガルシアをはじめ、全米オープン2023で存在感を放つ女子トップ選手の厳選ショット!
昨年はシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(アメリカ・フォートワース)を制すなど大躍進を遂げた29歳のガルシア。今年に入ってからも計8大会でベスト8以上に進出するなど安定した成績を残していたが、北米ハードシーズンに入ってからは調子を落とし、不安を抱えたまま今回の全米に臨んでいた。
昨年の全米で自身初の四大大会ベスト4入りを果たしたことによりランキングポイントのディフェンドがかかっていたガルシアは、現地29日に行なわれた1回戦で予選勝者のワン・ヤファン(中国/114位)と対戦。試合を通して4度のブレークを喫するなど終始プレーに精彩を欠き、4-6、1-6のストレートで敗れた。
海外テニスメディア『UBITENNIS』によると、ガルシアは全出場選手に義務付けられている試合後の記者会見を拒否。これについては敗戦のショックが原因なのではないかと憶測が飛び交っていたが、ガルシアは翌30日の自身のSNSで身内の不幸が理由だったと説明した。詳細については以下のように綴られている。
「この2日間は私たち家族にとって非常に大変なものでした。私の祖母が月曜日(現地28日)の午後に亡くなりました。敗戦後は精神的に参ってしまい、記者会見に参加できませんでした」
続けてガルシアは同郷のクリスティーナ・ムラデノビッチ(シングルス184位)とのペアで出場予定だった女子ダブルスを辞退すると表明。「祖母に最後の別れを告げるため、私の心は親族たちのもとへと向かう必要があります。人生には何事も時間が限られています。今はテニスは二の次です」と現在の心境を記し、全文を締めくくった。
全米前哨戦から途端に振るわなくなったのも、祖母の容態が思わしくなかったことが関係していたのかもしれない。今は本当にガルシアの精神状態が心配だが、いつか立ち直り、天国にいる祖母の想いを胸に活躍してくれることを祈りたい。
文●中村光佑
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