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海外テニス

元世界6位のベレッティーニがナダルの元コーチを招聘! ケガからの復活に新タッグで臨む<SMASH>

中村光佑

2023.12.14

ロイグ氏(左)はナダルと離れた後、女子のスティーブンスを指導。ケガからの復活を目指すベレッティーニ(右)は経験豊富なロイグ氏にサポートを求めた。(C)Getty Images

ロイグ氏(左)はナダルと離れた後、女子のスティーブンスを指導。ケガからの復活を目指すベレッティーニ(右)は経験豊富なロイグ氏にサポートを求めた。(C)Getty Images

  昨年12月に男子テニス元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン/現668位)との師弟関係を解消した名コーチのフランシスコ・ロイグ氏が、現在ツアーを離れている元世界6位のマテオ・ベレッティーニ(イタリア/92位)のコーチに就任したことが明らかになった。スペインのテニスメディア『Punto de Break』の他、複数のメディアが報じている。

 2021年のウインブルドンでイタリア人男子選手として実に45年ぶりの四大大会決勝進出を果たすなど、持ち味の力強いテニスを武器に存在感を発揮してきた27歳のベレッティーニ。ところがここ最近は様々な部位の故障で苦しい日々を過ごしており、今季も通算12勝11敗と思うような成績を残せず。9月に出場した全米オープンで足首のケガを負って以降は公式戦でプレーしておらず、世界ランキングも92位に低迷している。
 
 そうした中でベレッティーニは今年10月末にジュニア時代から約13年間にわたって苦楽を共にしてきたヴィンツェンツォ・サントパドレ氏(イタリア/元100位/52歳)とのコーチ契約を解消。近いうちでのツアー復帰を目指す中で、男子テニス界のレジェンドを18 年間指導したロイグ氏を招聘したのは、長く暗いトンネルを抜け出せない現状を打開したいという強い意思の表れなのかもしれない。

 なお現時点でベレッティーニは近いうちでのツアー復帰を目標に定めており、来年1月に開かれるシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月14日~28日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の出場も視野に入れているとも明かしている。新たにタッグを組むロイグ氏と共に、順調な完全復活ロードを歩んでいってもらいたい。


文●中村光佑

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