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海外テニス

大坂なおみ、全豪オープン開幕前に手応え!「今年はグランドスラムで勝てると思っている」<SMASH>

中村光佑

2024.01.12

出産を経て約16カ月ぶりに戦線復帰を果たした大坂なおみが今シーズンの戦いに向けて自信をのぞかせた。(C)Getty Images

出産を経て約16カ月ぶりに戦線復帰を果たした大坂なおみが今シーズンの戦いに向けて自信をのぞかせた。(C)Getty Images

 間もなく開幕するシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月14日~28日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)にスペシャルランキング(妊娠・出産を経た選手に与えられる救済措置)で出場する女子テニス元世界ランク1位の大坂なおみ(現833位/26歳)が、テニス系海外メディア『Tennis Majors』の独占インタビューに登場。そのなかで「今年はグランドスラム(四大大会)で勝てると思っている」と自信をのぞかせた。

 昨夏に娘のシャイちゃんを出産した大坂は、2024年シーズンの開幕戦として行なわれた「ブリスベン国際」(12月31日~1月7日/オーストラリア・ブリスベン/ハードコート/WTA500)で約16カ月ぶりに実戦に復帰。復帰戦となった1回戦ではタマラ・コルパッチ(ドイツ/現81位)にストレートで勝利するも、2回戦では元世界女王のカロリーナ・プリスコワ(チェコ/現37位)に逆転で敗れ、惜しくもベスト16進出を逃していた。

 過去に2度の優勝を経験している相性の良いメルボルンで、22年9月の全米オープン以来約1年4カ月ぶりの四大大会復帰を果たす大坂。ブリスベン大会でブランクを感じさせないプレーを披露した26歳の元女王は、「母親になる前と比べて私は肉体的にも精神的にも(良い意味での)変化があった。前の私とは違うと感じる」と状態の良さをアピールした。
 
 また「最も苦しい経験になった」出産を乗り越えたことで、「自分が思っていたよりもはるかに体力的に耐えられることがわかった」とも明かす。「娘には私がプレーして勝つところを見てもらいたい。それが私にとっては本当に重要なこと」とシャイちゃんの存在の大きさを強調した。

 22年7月に師弟関係を解消した名将ウィム・フィセッテ氏と再タッグを組んだ大坂は、「強い信頼関係」を武器に以前の強さを取り戻しつつあると手応えを口にする。「私たちは一緒に素晴らしい思い出を作ってきたけど、もっとたくさんの思い出を作ることを楽しみにしている」としたうえで、最後をこう締めくくった。

「自分にプレッシャーをかけたくはないけど、今年はグランドスラムで優勝できると思っている。シーズンは長いから、より多くの試合をこなすために、多くのトーナメントに出場するつもりでいる。夏の北米ハードシリーズでは素晴らしいコンディションに持っていけると思う」

 なお、全豪主催側は現地1月11日に男女シングルスのドロー(組み合わせ)を発表。大坂は1回戦で元世界4位のカロリーヌ・ガルシア(フランス/現20位)と対戦することが決まった。久々の四大大会の舞台でどんなプレーを見せてくれるのか非常に楽しみだ。

文●中村光佑

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