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海外テニス

産休を経てツアーを回るスビトリーナが娘を連れて全豪OPを戦う!「良い点も悪い点もあるけど正しい判断だった」<SMASH>

中村光佑

2024.01.16

全豪OPの初戦をストレートで勝利したスビトリーナ。娘を含め家族全員で臨むことで、ポジティブな効果があるという。(C)Getty Images

全豪OPの初戦をストレートで勝利したスビトリーナ。娘を含め家族全員で臨むことで、ポジティブな効果があるという。(C)Getty Images

 産休を経て昨年4月に約1年ぶりのカムバックを果たした女子テニス元世界ランク3位のエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/現23位)。ガエル・モンフィス(フランス/現76位)との間に第1子となるスカイちゃんを出産した彼女は、1歳3カ月を迎えた娘を連れてツアーを転戦している現状がパワーの源になっているという。

 実戦復帰を遂げて以降のスビトリーナは、2023年5月のストラスブール大会(クレー/WTA250)でキャリア17度目の優勝を飾るなど素晴らしい活躍を見せてきた。さらには最高峰の四大大会でも6月の全仏でベスト8、ウインブルドンでベスト4に進出し、わずか半年ほどでトップ30に復帰。その活躍が認められ、12月にはシーズンの表彰選手である「WTAアワード」のカムバック賞を受賞した。

 そんなスビトリーナは現在開催されているシーズン最初の四大大会「全豪オープン」に第19シードで出場しており、現地1月15日に実施されたシングルス1回戦では、本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦した18歳のテイラー・プレストン(オーストラリア/201位)と対戦。計6度のブレークを奪うなど終始相手を圧倒し、6-2、6-2のストレートで2回戦へ駒を進めた。
 
 試合後の会見でスビトリーナは最近のツアー生活について言及し、「今年は全豪の会場に1歳3カ月の娘を連れてきている」とコメント。ウインブルドンや全米など昨年の四大大会は娘を身内に預けて転戦していたが、スカイちゃんの成長に伴い、「一緒に長旅をするのも以前よりは少し楽にできるようになった」と明かした。

 飛行機の中でスカイちゃんが体調を崩してしまうなど少々トラブルもあったようだが、スビトリーナはまだ幼い娘を含め家族全員で大会に臨めていることが、メンタル面でポジティブな効果を与えてくれていると強調。「彼女(娘)が私たちと一緒にいてくれてうれしい。一緒に多くの時間を過ごせていて、とても楽しい。そういう状況は良い点も悪い点もあるけど、私は彼女を連れてきたことは正しい判断だったと思う」と語った。

 全豪2回戦では世界70位のビクトリア・トモワ(ブルガリア)と対戦するスビトリーナ。ここからもさらなる勝ち上がりを期待したい。

文●中村光佑

【動画】「全豪オープン」1回戦、スビトリーナ対プレストンのハイライト

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