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海外テニス

デビスカップ、日本がレバノンに勝利しWG1部進出が決定!「これで少し気持ちが晴れた」と添田監督<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.02.04

レバノンとの紙一重の試合を制した日本代表メンバーたち。写真提供=日本テニス協会広報部

レバノンとの紙一重の試合を制した日本代表メンバーたち。写真提供=日本テニス協会広報部

 男子テニスの国別対抗戦「2024デビスカップ ワールドグループ(以下WG)1部プレーオフ」の日本対レバノン戦は、現地2月2日(金)、3日(土)にエジプト・カイロで開催。3日はダブルス1試合とシングルス1試合が行なわれ、初日を1勝1敗で終えた日本はダブルスとシングルスで勝利。計3勝1敗でワールドグループ1部に進出を決めた。

 WG1部プレーオフは、勝利すれば9月のWG1部に進み、来年のファイナルズ予選出場権を懸けて戦う。敗退すればWG2部に回るという重要な一戦。当初はアウェーで開催予定だったが、レバノンの選択により中立国のエジプトに変更された。

 初日は西岡良仁(世界ランク単84位)がハディ・ハビブ(同304位)にストレート勝ちし、綿貫陽介(同113位)がベンジャミン・ハッサン(同152位)に敗れ、1勝1敗のタイで終えていた。

 迎えた第2日、ダブルスでは当初、望月慎太郎(世界ランク複433位)/上杉海斗(同147位)とファディ・ビダン(ランクなし)/ハサン・イブラヒム(ランクなし)が対戦する予定だったが、両チームともメンバーを変更。西岡(世界ランク複341位)と綿貫(同579位)がペアを組み、ハッサン(同1156位)/ハビブ(同730位)と対戦した。
 
 まず行なわれた第3試合のダブルスでは、両者譲らずの拮抗した展開となる。第1セットは互いに2度ずつブレーク。6-5で迎えた第12ゲームで日本ペアが3度目のブレークに成功し7-5でリードする。続く第2セットは互いにサービスゲームをキープ。迎えた第12ゲームでブレークした日本ペアが7-5と要所を押さえ、チームの勝利に王手を掛けた。

 西岡とのペアを組みダブルスを戦った綿貫は、「良仁君と2人で、耐えしのぐ場面が多かった試合だったけれど、大きな1勝をもぎ取れたと思う。つなげられてよかったし、自分にとっても今年初勝利だったのですごく良かった」と試合を振り返った。

 続くエース対決となった第4試合。西岡はハッサンの安定感のあるストロークに苦戦。第4、6ゲームでブレークを許し、第1セットは1-6でリードを許してしまう。第2セットでは両者1ブレークずつ取りタイブレークへ突入。ここは実力の差を見せつけ7-2で奪いイーブンとなる。

 勝負の第3セットでは、いきなり第1ゲームで相手のサービスゲームを破った西岡。第4ゲームでブレークバックされるも、第9ゲームでは値千金のブレークに成功。1ブレークのリードを守り切り、2時間11分の熱戦をものにした。
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