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国内テニス

【どうすればプロテニス選手になれる? 第12回】ITFジュニアか一般の大会か│後編<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.01.03

先輩のプロも考え方は様々。西岡、尾﨑、日比野(写真)は一般の大会を重視したようだ。(C)Getty Images

先輩のプロも考え方は様々。西岡、尾﨑、日比野(写真)は一般の大会を重視したようだ。(C)Getty Images

 錦織圭などの活躍以降、「テニス選手になりたい!」「子どもをテニス選手にさせたい!」と考えているジュニアや親が多くなりました。しかし、根本的な問題として、どうすればテニス選手になれるのでしょうか? プロになるまでの道筋を詳しく紹介していきます。

 今回は、前回に引き続きITFジュニアか一般の大会かについて。中学卒業後はジュニアの大会は捨ててプロの試合に出場するか、ジュニアの大会に出場してランキングを上げてプロになる時にスポンサー獲得を狙うか、2つのパターンに分かれます。どちらを選ぶといいのか、プロに経験談を聞きました。

◆  ◆  ◆

プロの環境で生きていくことでレベルがわかる/西岡良仁

「15歳からフューチャーズに出ていて、ジュニアの大会はGS(グランドスラム/四大大会)ジュニアぐらいしか出ていません。ジュニアの大会で勝っても、プロでは関係ないと言われています。僕の1つ上の年代で、GSジュニア4つ全部で決勝に行って2つに優勝して1位だった選手が、現在(※2018年時点)ランキング200位ぐらいです。もちろん1位のジュニアがトップに行くこともありますが、そうとも限らないならジュニアで勝つ必要はないなと思いました」

「はっきり言ってフューチャーズは汚いです。大人の権力を使ってくるし。15歳で1人でアメリカのフューチャーズに出た時に、試合中に色々と悪口を言われて泣きながら試合をしたこともありました。そういう環境の中で生きていくことで、徐々にプロというものがわかってきます。ノーランキングとランカーはこんなに違うとか、1000位と500位はこんなに差があって、自分はこのランキングなら勝てるようになったから、次はこれぐらいのランキングに勝てるようになろうとか。そうやってレベルをわかっていくのは、すごく大事だと思います」
 
シュニア大会よりGS予選に早く出ること/尾﨑里紗

「当時は、Gプロジェクトがあって、私たちの年代でチームを組んで、一般の大会に海外遠征に行っていました。Gプロジェクトのおかげというか、その流れで一般の大会に自然と出場していました。当時はジュニアで結果を出すよりは、早くグランドスラムの予選に出られるようにという雰囲気で、実際19歳で全米オープン予選に出ることができました。17、18歳のうちに外国人選手のボールの質を自分で実感して、このボールに対してどういうフィジカルが必要で、どういうショットが有効かをわかって練習することができたのは良かったです」

人生をやり直せるなら早く大人の大会に出たい/日比野菜緒

「私はGSジュニアで結果を出したいと思っていましたが、ランキングが思うように上がりませんでした。その時には他の同年代の子たちは一般の5万ドルの予選や本戦にも出ていたので、私も一般の大会に出なきゃと思って出ました。GSジュニアでグランドスラムを経験できることはプラスになりますが、最終的に一般の大会で戦っていくので、若い頃から経験できるのは絶対にいいことだと思います。もう1回人生をやり直せるなら、ジュニアはそこそこにして、できるだけ早く大人の大会に出たいと思います」
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