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海外テニス

激闘を制した富澤直人とカモンワン・ヨドペッチが来年1月開催の「全豪オープンジュニア」本戦出場権を獲得!<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.11.16

アジア・オセアニア地域のトップジュニアにより争われた戦いを制し、富澤直人とカモンワン・ヨドペッチが来年1月開催の全豪オープンジュニア本戦出場権を手にした。写真提供=住友ゴム工業株式会社

アジア・オセアニア地域のトップジュニアにより争われた戦いを制し、富澤直人とカモンワン・ヨドペッチが来年1月開催の全豪オープンジュニア本戦出場権を手にした。写真提供=住友ゴム工業株式会社

 優勝すればテニス四大大会の一つである「全豪オープン」のジュニア部門の本戦出場権(主催者推薦枠)が得られる「2025 DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN JUNIOR SERIES in 四日市」(11月11日~15日/三重県四日市市・四日市テニスセンター/ハードコート)は、大会最終日となる15日に男女シングルス決勝と同3位決定戦が行なった。

 本大会はアジア・オセアニア地域から17歳以下の優秀選手を招き、男女とも4人1組でA~Dの4グループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦)を実施。その上で各グループ上位1名が決勝トーナメント(準決勝)に進出して優勝を目指すというもの。

 男子の頂点に立ったのは第4シードの富澤直人(A&Aテニスアカデミー)。第2シードの逸崎獅王(トップランAIOI)との決勝では、第1セットを5-7と競りながらも落としたが、第2セットを6-0で奪い返し、ファイナルセットも6-2と追撃を許さず逆転勝利。見事全豪オープンジュニア本戦の出場権を獲得した。

 一方、女子決勝は第1シードのカモンワン・ヨドペッチ(タイ)が後藤七心(大商学園)に6-4 7-6(3)と競り勝って全豪オープンジュニアへの切符を手にした。残念ながら準優勝に終わった後藤だが、ワイルドカード(主催者推薦枠)からの出場で決勝進出を果たし、大接戦を繰り広げたことは大いに評価されるべきだろう。
 
 なお同日行なわれた3位決定戦は、男子が第1シードの神山宏正(B6TC)が6-3、7-5で奈良恒輝(グリーンテニスプラザ)に勝利。女子は第3シードのリ・ヒョンヒ(韓国)が6-4、6-4で第4シードのアイシ・ダス(ニュージーランド)を破っている。

 本大会は住友ゴム工業が2019年以降、「全豪オープン」のオフィシャルスポンサーとなり、日本企業初の公式ボールサプライヤーとして大会使用球を提供するほか、オーストラリアのテニス協会(テニスオーストラリア)、日本テニス協会とともに、アジア・オセアニア地域のジュニア選手の強化と普及に着手。本大会の開催を通じて、日本含むアジア・オセアニア地域のトップジュニアプレーヤーたちの活躍と発展をサポートすることを目的としている。

 テニスオーストラリア会長で全豪オープンのトーナメントディレクターを務めているクレイグ・タイリー氏は「アジアパシフィック地域のテニスの発展は長い間テニスオーストラリアの優先事項です。私たちは若い選手にそれぞれの地域で、またグローバルなステージで戦うことのできる機会を創出するというこのミッションをダンロップと一緒になって提供できることを大変うれしく思います」とコメントを出している。

 今大会で栄冠を手にした2人が、果たして来年1月に開催される全豪オープンジュニアでどんな戦いを披露してくれるのか、注目したい。

構成●スマッシュ編集部

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