現在後半戦を迎えているテニス四大大会「全仏オープン」（フランス・パリ）は、６月３日（火）から車いす部門が開幕する。男子シングルスは19歳の小田凱人（世界ランキング１位）が第１シードで登場し、大会３連覇を目指す。また女子シングルスは第１シードの上地結衣（同１位）が５年ぶりの優勝を狙う。昨年、同会場で開催されたパリ・パラリンピックでは、２人揃って金メダルを獲得。今大会でもどのような活躍を見せてくれるのか、注目が集まる。

　連日、現地から熱戦の模様を生中継している『WOWOW』では、小田と上地にそれぞれ単独インタビューを実施。ここでは本日14番コートの第１試合（※日本時間18時開始）でステファン・ウデ（フランス）と対戦する小田のインタビューを紹介しよう。

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Ｑ：パラリンピックの良い思い出があるローランギャロスに戻ってきた心境は？

小田：めちゃくちゃ楽しみですね。色んな大会に出てきましたけど、ローランギャロスの会場が一番自分に合っているなと思います。良い思い出もありますし。すごい楽しみですね。

Ｑ：クレーは相性の良いサーフェスかと思いますが技術的に新たに取り組んでいることはありますか？

小田：新たにということはあまりないのですが、これまでの自分のスタイルをさらに強くしていくということを、この数カ月は特に意識してやっています。
  Ｑ：改めて小田選手のテニスのスタイルについて教えてください。

小田：まずは「攻める」ということが一番にあります。その中でクレーコートなので、より速い展開でコートの中に入っていって、ボレーで最後はフィニッシュしたり、自分のフォアハンドやバックハンドのウイナーで、エースを取って試合を支配していくというのが自分のスタイルですね。

Ｑ：今大会への意気込みをお願いします。

小田：すごく自分が好きな大会です。シングルスは２年間負けていないですし、パラリンピック も含めてずっと勝ち続けているので、自分がここに懸ける思いというのが、少しずつ日本のファンの皆さんに届いているのかな、と思います。そういう意味ではやっぱり１年の中でも、一番楽しみだし、注目してもらえるタイミングだと思うので、このチャンスを逃さず最後まで勝ち切りたいです。

インタビュー提供●WOWOW
構成●スマッシュ編集部

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