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海外テニス

大坂なおみ、無念のストレート負け! 元全米女王対決でラドゥカヌに屈し8強入りならず<SMASH>

中村光佑

2025.07.25

「ムバダラ・シティDC・オープン」で実現した元全米オープン女王同士の対決は、大坂なおみ(左)がミスを重ねてリズムをつかめず、終始安定したプレーを見せたラドゥカヌ(右)にストレートで敗れる結果となった。(C)Getty Images

「ムバダラ・シティDC・オープン」で実現した元全米オープン女王同士の対決は、大坂なおみ(左)がミスを重ねてリズムをつかめず、終始安定したプレーを見せたラドゥカヌ(右)にストレートで敗れる結果となった。(C)Getty Images

 女子テニスツアーのWTA500シリーズ「ムバダラ・シティDC・オープン」(7月21日~27日/アメリカ・ワシントンDC/ハードコート)は大会4日目の現地24日にシングルス2回戦が行なわれ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(現51位)が登場。ノーシードで元10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現46位)と対戦したが、4-6、2-6で敗れ、ベスト8進出を逃した。

 2018年と20年の全米オープンで優勝するなど、過去4度にわたって四大大会を制している大坂と、当時18歳で出場した21年の全米で予選から全てストレート勝ちを収めて四大大会初優勝を飾ったラドゥカヌ。意外にも両者がツアーで顔を合わせるのは今回が初めてだ。

 注目の“元全米女王対決”は大坂が終始苦しい展開を強いられた。ファーストサービスのポイント獲得率では87%と高い数字をマークしたものの、セカンドサービスのポイント獲得率が32%と致命的に低く、ダブルフォールトも7本を数えた。

 また大坂は頼みの綱であるストロークでも精彩を欠いた。19本ものウィナーを放つも、アンフォーストエラー(自滅的ミス)はそれを上回る38本を記録。リターンゲームでは2本のブレークポイントを生かせず、反対に自身のサービスゲームでは計3度のブレークを喫して1時間21分で力尽きた。
 
 勝ったラドゥカヌは試合後にWTA(女子テニス協会)公式サイトを通じ、大坂との初対決をこう振り返っている。

「自分のサービスゲームをしっかりキープしなければいけないとわかっていた。それができた自分を誇りに思う。試合が進むうちに彼女のサービスに慣れてきて、少しずつリターンでもチャンスを作れた。セカンドサービスの精度が悪くなると、ナオミに打ち込まれてしまう。だから自分のサービスを信じて、積極的に攻めていくようにした」

 この後大坂は「ナショナルバンク・オープン」(7月27日~8月7日/カナダ・モントリオール)、「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/8月7日~18日)のWTA1000シリーズ2大会に参戦し、1週間空けて今季最後の四大大会「全米オープン」(8月24日~9月7日/アメリカ・ニューヨーク)に臨む予定だ。ニューヨークに向けて、ここから大坂の調子が上向いていくことを期待したい。

文●中村光佑

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