女子テニスツアーのWTA500シリーズ「ムバダラ・シティDC・オープン」(7月21日~27日/アメリカ・ワシントンDC/ハードコート)は現地22日に大会2日目を迎え、シングルス1回戦に元世界ランキング1位の大坂なおみ(現51位)が登場。元20位で現在43位のユリア・プチンツェワ(カザフスタン)を6-2, 7-5で下し、2回戦進出を決めた。
第1子出産と産休を経て昨年1月に復帰した27歳の大坂は、先日の四大大会「ウインブルドン」の3回戦でアナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア/現30位)に敗れ芝シーズンを終了。北米ハードコートシリーズ初戦となった今大会には本戦ワイルドカード(主催者推薦)で出場しており、1回戦では過去3勝3敗と互角ながら直近3連勝中のプチンツェワと顔を合わせた。
注目の立ち上がり、2本のダブルフォールトを犯しながらもオープニングゲームをキープした大坂は、直後の第2ゲームでプチンツェワのサービスをブレーク。続く第3ゲームでブレークバックを許すも、第5ゲームから4ゲームを連取し、大坂が第1セットを6-2で先取した。
第2セットは一転してキープ合戦となるも、4-4で迎えた第9ゲームで大坂がミスを重ねて痛恨のブレークを喫してしまう。それでも大坂は粘りを見せ、プチンツェワのサービング・フォー・ザ・セットとなった直後の第10ゲームでブレークバック。次のサービスゲームで相手のブレークポイントを凌ぐと、続く第12ゲームで大坂が2度目のブレークを獲得して7-5とし、1時間32分で試合を締めた。
この試合で大坂は計8本のサービスエースを記録。ただそれ以上に際立ったのがファーストサービスでのポイント獲得率で、第1セットでは驚異の100%、第2セットも84%と非常に高かった。両セットともブレークこそ許したものの要所を締め、大坂らしい試合運びができたことが勝利につながった。
大坂の2回戦の相手は、2021年の全米オープンで予選から全てストレート勝ちを収めて四大大会初優勝を飾った元世界10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現46位)。意外にも両者は今回がツアー初顔合わせとなる。共に再起を期す“元全米女王対決”は果たしてどちらに軍配が上がるのか。熱戦を期待したい。
文●中村光佑
【動画】大坂なおみがプチンツェワをストレートで破ったワシントン大会1回戦ハイライト
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注目の立ち上がり、2本のダブルフォールトを犯しながらもオープニングゲームをキープした大坂は、直後の第2ゲームでプチンツェワのサービスをブレーク。続く第3ゲームでブレークバックを許すも、第5ゲームから4ゲームを連取し、大坂が第1セットを6-2で先取した。
第2セットは一転してキープ合戦となるも、4-4で迎えた第9ゲームで大坂がミスを重ねて痛恨のブレークを喫してしまう。それでも大坂は粘りを見せ、プチンツェワのサービング・フォー・ザ・セットとなった直後の第10ゲームでブレークバック。次のサービスゲームで相手のブレークポイントを凌ぐと、続く第12ゲームで大坂が2度目のブレークを獲得して7-5とし、1時間32分で試合を締めた。
この試合で大坂は計8本のサービスエースを記録。ただそれ以上に際立ったのがファーストサービスでのポイント獲得率で、第1セットでは驚異の100%、第2セットも84%と非常に高かった。両セットともブレークこそ許したものの要所を締め、大坂らしい試合運びができたことが勝利につながった。
大坂の2回戦の相手は、2021年の全米オープンで予選から全てストレート勝ちを収めて四大大会初優勝を飾った元世界10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現46位)。意外にも両者は今回がツアー初顔合わせとなる。共に再起を期す“元全米女王対決”は果たしてどちらに軍配が上がるのか。熱戦を期待したい。
文●中村光佑
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