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モータースポーツ

「ポジション維持さえできていれば…」 ピットイン指示の遅れに泣いた角田裕毅に専門メディア同情! 「状況は好転しつつある」との見方も

THE DIGEST編集部

2025.07.28

自身のパフォーマンス以外の問題で入賞圏外へ転落した角田。(C) Getty Images

自身のパフォーマンス以外の問題で入賞圏外へ転落した角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は、現地7月27日に決勝が行なわれた第13戦のベルギーGPで13位に終わっている。

 予選直前の新型フロア導入が奏功し、チーム昇格後では最高となる7番グリッドを手にして、6戦ぶりの入賞はもちろん、それ以上のビッグポイント獲得も期待された角田。雨による長いスタートディレイの後、ローリングスタートとなったレースではポジションを維持するも、12周目に他車の多くがタイヤを交換したのに対し、ステイして次の周でピットインしたため12番手に落ち、そこからは入賞圏内に復帰できなかった。

【動画】「どうだ、角田!」Q3ラストアタックでのめまぐるしい順位変動
 予選から決勝序盤までの流れは非常に良かっただけに、大きく失望を味わった彼は、「今日はジェットコースターのようなレースでした。チームとの間に誤解があり、最終コーナーで少し遅れてピットインを指示されましたが、残念ながらその時点ではもうレーンの入口を通り過ぎていました」と明かし、以下のように続けている(F1公式サイト『F1.com』より)。

「ピットインの後、ピエール(・ガスリー/アルピーヌ)をオーバーテイクしようと全力を尽くしましたが、ストレートで全くスピードが出ず、DRSも使えませんでした。全体的にフラストレーションの溜まるレースで、ポイント圏外に終わったのは残念です。このレースからはいくつも学ぶべき点があります。来週末のブダペスト(ハンガリーGP)に向けて再び集中していきます」

 全てを決したピットインのタイミングについては、メディアのインタビューでも「自分からスリックタイヤへの交換を求めましたが、ピットインの指示が来たのが遅すぎました。もう1周(インターミディエイトタイヤで)走らなければならず、それが決定的でした。5つポジションを落とし、その後はアルピーヌの後ろに引っかかってしまった……これが僕のレースでした」と言及している(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。

 予選では新型フロア導入で角田をアシストしたレッドブルだったが、レースでは痛恨の指示遅れ。ローラン・メキース代表は、「我々のミスだ。本来はマックス(・フェルスタッペン)と同じ周にピットインさせる予定で、全て準備は整っており、クルーもダブルピットストップに備えてスタンバイしていたが、呼び出すのが遅すぎた。それは完全に、我々の責任である」と、角田に対して謝意を示した。

 フェルスタッペンも表彰台を逃すなど、チームとして失意の結果に終わったものの、このフランス人チーム代表は「ポジティブな点としては、チームがアップグレードしたパッケージに満足していることだ。車にパフォーマンスをもたらしたのは間違いなく、我々はそれを確実に感じている。全ての課題が解決されたわけではないが、確実に前進はしている」とも語り、翌週のレースに向けて期待を寄せている。
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