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バレーボール

男子バレー日本、世界ランク1位ポーランドに完敗 3大会連続のメダルならずベスト8で敗れる【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2025.07.31

3大会連続メダル獲得を目指した日本。ポーランドに敗れ8強に終わった。(C)Volleyball World

3大会連続メダル獲得を目指した日本。ポーランドに敗れ8強に終わった。(C)Volleyball World

 3大会連続のメダルを逃した。

 現地7月31日、バレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は男子の決勝ラウンド(中国・寧波)準々決勝が行なわれ、前回銀メダルの日本(世界ランク5位)は同1位ポーランドに0-3(23-25、24-26、12-25)で完敗。ベスト8で敗れた。

 負けたら終わりの一発勝負。日本のスタメンは石川祐希、高橋藍、宮浦健人。ミドルブロッカーには小野寺太志、佐藤駿一郎を据えた。セッターは永露元稀、リベロには小川智大を起用した。

 日本は第1セットから宮浦にボールを集め、自慢のサウスポーから放つ豪打で連続得点。先発起用の永露がサービスエースを2本連続で決めるなど日本が3点をリードし、格上相手に先手を奪う。だが中盤からポーランドの高い壁に宮浦、高橋のスパイクが阻まれ17-17に追い付かれると、相手の強烈サーブで3連続失点。逆転されると、そのまま接戦を落とした。
 
 第2セットはポーランドの強打に苦しみ3-7と序盤から追いかける展開に。ロラン・ティリ監督は小野寺に代えて西本圭吾を投入し、流れを変えようとする。すると直後に西本が得点を挙げてリズムをつくると、石川のスパイクが決まり1点差。さらに永露のブロックポイントで16-16の同点に追い付く。このあと両チーム長いラリーを石川がふわりと浮かす技あり攻撃で日本が逆転に成功する。

 互いに1点ずつを取り合う競り合いからポーランドが一時抜け出すが、佐藤の完璧ブロックが炸裂して24-24と、日本は土壇場で再び追いつく。だが最後は石川のスパイクが相手の高い壁にシャットアウトされ、24-26と日本は連続で落とした。

 崖っぷちとなった日本はスタートからミドルに西本を起用する。だが第1セットからサーブミスが目立ち、攻撃のリズムをつくれない日本は4点のビハインドを追う。ティリ監督は石川に代えて富田将馬、永露に代えて大宅真樹を投入。なんとか流れを引き寄せようとするが、ポーランドの波状攻撃を止められず9-16と点差が大きく開く。宮浦の剛腕も相手ブロックに止められ、先に20点目を取られる。日本は積極的な選手交代を敢行するが、最後までポーランドの流れを止められず。集中力が切れた最後は13点差をつけられ、ストレートで敗れた。

 なお、ベスト4にはポーランド、ブラジル、イタリア、スロベニアが進出した。
 
<バレー日本男子のVNL結果=8強>
■第1週 中国・西安
第1戦 ○3-0中国 
第2戦 ●1-3ポーランド
第3戦 ○3-0セルビア
第4戦 ○3-0オランダ

■第2週 ブルガリア・ブルガス
第5戦 ●0-3ブルガリア
第6戦 ○3-2フランス
第7戦 ●2-3ウクライナ
第8戦 ○3-0スロベニア

■第3週 日本・千葉
第9戦 ○3-1ドイツ
第10戦 ○3-2アルゼンチン
第11戦 ●0-3ブラジル
第12戦 ○3-0アメリカ

■決勝ラウンド 中国・寧波
準々決勝 ●0-3ポーランド

構成●THE DIGEST編集部

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