今シーズン最後となる女子プロゴルフの海外メジャー「AIG全英女子オープン」は現地８月１日にウェールズのロイヤル・ポースコールGC（6580ヤード、パー72）で２日目が行なわれ、山下美夢有が通算11アンダーで単独トップ。３打差の２位に竹田麗央がつけ、日本勢がワンツーフィニッシュで終えた。日本人ゴルファーの大活躍に海外から称賛が上がっている。

　まずは初日の勢いそのままに好プレーをみせたのは竹田だ。前半の９番パー５でイーグルを奪うなどスコアを３つ伸ばし８アンダー。「69」として単独２位につけた。

　しかし、それを上回ったのが山下。この日は７バーディー、ノーボギーと猛チャージ。トータル11アンダーで首位に立った。
  　海外ゴルファーが攻略に苦戦するなか、リーダーズボードに日の丸がトップ２につけた。全米女子プロゴルフ協会（LPGA）は公式Xに２日目を終えた時点でのハイライト動画を投稿。なかでも山下については「まるで別のゴルフコースでプレーしているかのようだ！」と驚愕するほど、その安定したショットやパット技術に舌を巻いた。

　メジャー初優勝へ、弾みをつける１日になった山下についてLPGAは「ルーキーが全英女子オープンで圧倒的な活躍を見せている」と注目。米専門誌『Golf Digest』の電子版は「全英女子オープンは日本人選手が存在感を発揮して他を圧倒している」と伝え、「日本女子が今季もうひとつのメジャーを制する絶好のチャンスを手にするかもしれない」と、優勝争いに向けて期待のコメントを寄せている。

　今シーズン、日本勢のメジャー制覇は４月のシェブロン選手権で西郷真央が米ツアー含めて初優勝。昨年７月にはエビアン選手権（フランス）で古江彩佳が日本女子史上４人目となるメジャー初制覇を果たしている。

　近年メジャー大会で目覚ましいパフォーマンスをみせる日本人女子ゴルファーたち。その活躍は海外からも一目を置かれている。

構成●THE DIGEST編集部

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