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【F1】「あってはならないことだ」Q1敗退の角田裕毅がFP3で発生した“不要なミス”に苛立ち 一方、VERへの接近は「間違いなくポジティブ」

THE DIGEST編集部

2025.08.03

16番手に終わった予選、そして週末全体を振り返った角田。(C) Getty Images

16番手に終わった予選、そして週末全体を振り返った角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地8月2日の第14戦ハンガリーGP予選でまさかの16番手止まりとなり、第11戦オーストリアGP以来3戦ぶりのQ1敗退を喫した。失意のセッションを振り返った角田は、週末を通してポジティブな点が見られたと言及しつつ、ソフトタイヤで満足にアタックできなかった同日のフリー走行3回目(FP3)での“不要なミス”を悔やんだ。

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 米誌『Newsweek』によると、角田は敗退後、「車のバランス自体はそれほど悪くないが、グリップ力が非常に低い。普段感じるレベルではない」と前日のフリー走行と同じ問題を訴えたという。グリップに関しては、8番グリッドに甘んじたチームメイトのマックス・フェルスタッペンも同様の発言をしており、チームとして改善策を見出せないまま予選を迎えてしまった形だ。

 加えて、角田はFP3で発生した“ある問題”も予選で足を引っ張ったと考えている。具体的なトラブルには触れていないが、角田はFP3のアタックラップを中断し、セッティングが予選仕様に変更されていないと無線でチームに声を荒げる場面があった。

「大きな問題を解決できたとは思っていない。正直に言うと、それはFP3で変更した部分だ。完全に自分たちのコントロール下での出来事で避けられたはずの問題だったと思う。あれはあってはならないことだ。今後に向けて確実に改善しなければならない。あれで予選に向けてどんなマシンを走らせるのかというイメージが少し曇ってしまった。少しフラストレーションが溜まっているよ」

 一方で角田はここまでの2日間、計4セッションを振り返り、これまでの週末と比較して、フェルスタッペンとの差が縮まっている点には確かな手ごたえを感じているようだ。フリー走行2回目では角田がフェルスタッペンを上回るベストタイムを出したほか、予選Q1では11番手で通過したフェルスタッペンとの差はわずか0.163秒だった。

「僕たち(22号車)のガレージ側としては、マックスにコンスタントに近づいているというポジティブな点があったと思う。いくつかのセッションでは、僕たちがリードしていた。チーム(レッドブル)にとっては難しい状況だけどね」

「もちろんマックスはマックスだ。でも同時に、間違いなくポジティブな気持ちなんだ。いくつかのセッションでは、自分のマシンの方が速いと感じていた。だからこそ、Q1敗退には明らかにフラストレーションがたまっているよ。でも、彼(フェルスタッペン)ももう少しで(Q1)敗退するところだった。だからそこには自信を持てるよ」

 そして雨予報もされている決勝に向けて、明るい展望も語った角田。「このポジションなら、もしかしたら(天候が)助けになるかもしれない。挽回できる可能性はある。おそらく有利になるだろうが、どうなるかは分からないね」と第7戦エミリア・ロマーニャGP以来7戦ぶりの入賞に期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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