日本男子のエースが世界王者を撃破した。
8月11日、卓球のWTTチャンピオンズ横浜は男子シングルス決勝が行なわれ、パリ五輪代表の張本智和(世界ランク4位)が中国の王楚欽(同2位)にゲームカウント4-2(11-9、11-5、11-8、9-11、11-13、11-4)で勝利。これまで2勝12敗、直近8連敗中だった強敵から大金星を挙げ自国開催の大舞台で3年ぶりの優勝を果たした。
張本の強気な攻めが第1ゲームから飛び出した。サウスポーから放つ王楚欽の強打にカウンターで返しいき、リズムをつくる。中盤から相手のパワフルなフォアに3連続失点でリードを許すが、焦らず相手の攻撃を返していき6-6に追いつく。互いにバック強打で交互に打ち返し1点ずつ積み上げ、先に張本がゲームポイント。王楚欽の返球が外れ、張本が先取する。
第2ゲームも王楚欽の強打が襲うが、張本は負けずにレシーブで返す。張本の粘り強さに王楚欽のリズムが狂い、チャンスボールでミスが出る。王楚欽の素早い強打を驚異的な反射神経で返すカウンターが決まり、7-2と大きくリード。主導権を握った張本がそのまま11-5で押し切り、今年の世界卓球王者から連取する。
第3ゲームも素早いラリー戦は張本が有利。王楚欽のフォアが外れ、張本のカウンターが決まり9-4と大きくリード。リズムに乗れない王楚欽は首をひねる場面が多くなる。終盤は3連続失点で点差を詰められたが、最後は王楚欽のチキータが外れて張本が3ゲームを連取。日本男子のエースが頂点まであと1ゲームと王手をかけた。
第4ゲームは崖っぷちとなった世界王者が反撃。張本も懐へのカウンターを放つが、惜しくも外れてビハインドの展開となる。終盤、張本が3連続得点で9-10と1点差まで迫るが王楚欽が回り込んでの強烈フォアで1ゲーム奪い返す意地を見せる。
勝負の第5ゲームは張本が2連続失点も、そこから4連続得点で逆転。王楚欽も強烈バックですぐに追いつき、緩急をつけたフォアと長いラリーの応酬を制して再び勝ち越し。だが張本もレシーブ、カウンターで返していき9-8とまたも一歩リードする。互いに譲らない展開はデュースに突入。最後は王楚欽の執念が勝り、張本は連続で落とした。
運命の第6ゲーム、張本は4-2とリードした場面で右太もものけいれんを訴えてメディカルタイムアウトを要求。治療を終え、10分弱でコートに戻った張本は王楚欽の強打、チキータについていきカウンターで返球。8-3と大きくリードする。流れを引き寄せた張本がマッチポイントを握り、王楚欽のボールがネットにかかると張本は両手を上げてガッツポーズ。ホームの大歓声を味方につけた日本男子エースの絶叫が会場の横浜BUNTAIにこだました。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】早田ひな、伊藤美誠、平野美宇、張本美和、木原美悠...女子卓球界が誇る“異次元の天才”たちを一挙にチェック!
【記事】張本智和が決勝進出! 王楚欽とモーレゴードの勝者と対戦へ【卓球WTTチャンピオンズ横浜】
8月11日、卓球のWTTチャンピオンズ横浜は男子シングルス決勝が行なわれ、パリ五輪代表の張本智和(世界ランク4位)が中国の王楚欽(同2位)にゲームカウント4-2(11-9、11-5、11-8、9-11、11-13、11-4)で勝利。これまで2勝12敗、直近8連敗中だった強敵から大金星を挙げ自国開催の大舞台で3年ぶりの優勝を果たした。
張本の強気な攻めが第1ゲームから飛び出した。サウスポーから放つ王楚欽の強打にカウンターで返しいき、リズムをつくる。中盤から相手のパワフルなフォアに3連続失点でリードを許すが、焦らず相手の攻撃を返していき6-6に追いつく。互いにバック強打で交互に打ち返し1点ずつ積み上げ、先に張本がゲームポイント。王楚欽の返球が外れ、張本が先取する。
第2ゲームも王楚欽の強打が襲うが、張本は負けずにレシーブで返す。張本の粘り強さに王楚欽のリズムが狂い、チャンスボールでミスが出る。王楚欽の素早い強打を驚異的な反射神経で返すカウンターが決まり、7-2と大きくリード。主導権を握った張本がそのまま11-5で押し切り、今年の世界卓球王者から連取する。
第3ゲームも素早いラリー戦は張本が有利。王楚欽のフォアが外れ、張本のカウンターが決まり9-4と大きくリード。リズムに乗れない王楚欽は首をひねる場面が多くなる。終盤は3連続失点で点差を詰められたが、最後は王楚欽のチキータが外れて張本が3ゲームを連取。日本男子のエースが頂点まであと1ゲームと王手をかけた。
第4ゲームは崖っぷちとなった世界王者が反撃。張本も懐へのカウンターを放つが、惜しくも外れてビハインドの展開となる。終盤、張本が3連続得点で9-10と1点差まで迫るが王楚欽が回り込んでの強烈フォアで1ゲーム奪い返す意地を見せる。
勝負の第5ゲームは張本が2連続失点も、そこから4連続得点で逆転。王楚欽も強烈バックですぐに追いつき、緩急をつけたフォアと長いラリーの応酬を制して再び勝ち越し。だが張本もレシーブ、カウンターで返していき9-8とまたも一歩リードする。互いに譲らない展開はデュースに突入。最後は王楚欽の執念が勝り、張本は連続で落とした。
運命の第6ゲーム、張本は4-2とリードした場面で右太もものけいれんを訴えてメディカルタイムアウトを要求。治療を終え、10分弱でコートに戻った張本は王楚欽の強打、チキータについていきカウンターで返球。8-3と大きくリードする。流れを引き寄せた張本がマッチポイントを握り、王楚欽のボールがネットにかかると張本は両手を上げてガッツポーズ。ホームの大歓声を味方につけた日本男子エースの絶叫が会場の横浜BUNTAIにこだました。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】早田ひな、伊藤美誠、平野美宇、張本美和、木原美悠...女子卓球界が誇る“異次元の天才”たちを一挙にチェック!
【記事】張本智和が決勝進出! 王楚欽とモーレゴードの勝者と対戦へ【卓球WTTチャンピオンズ横浜】