日本の現役中学生が快挙だ。

　現地８月22日、フィギュアスケートのジュニアグランプリ（GP）シリーズ開幕戦ラトビア大会は女子のフリーが行なわれ、15歳の岡田芽依が合計189.67点で初優勝を飾った。ショート１位で臨んだフリーもトップの得点をマーク。会心演技をみせた中学生スケーターに海外メディアも驚きを隠せなかった。

　最終滑走で登場した岡田は冒頭、３回転ループを降りて１.19点の加点を得る。続くフリップ＋トウループの連続３回転はひとつ目のジャンプに減点が付いたが、３本目のダブルアクセルでカバー。後半に組み込んだ３つの連続ジャンプは回転不足がついたが、終盤の３回転ルッツ＋ダブルアクセルでプラスがついた。
  　国際スケート連盟（ISU）の公式Xは15歳の日本人スケーターに注目。「メイ・オカダがリガで脚光を浴びた！見事なフリースケーティングでトップに躍り出て、ジュニアGPシリーズのラトビア大会で金メダルを獲得した」と記し、初優勝が確定した瞬間の映像を公開。得点を見て驚きのリアクションを見せたあと、満面の笑みを浮かべた岡田に拍手を送った。

　海外のフィギュアスケート専門メディア『Golden Skate』は演技直後の岡田を直撃。今季は地元・愛知で開催するジュニアGPファイナルに出場することが目標だと明言し、「シーズンの好スタートを切れて、とても嬉しいです。目標にまた一歩近づきました」と喜んだ。トリプルアクセルの練習をしており、シーズン後半でプログラムに組み込めるよう示唆した。

　また、得点発表を待つキス・アンド・クライでは「となりのトトロ」の人形を持っていた。それについて同メディアに問われると、「私の幸運のお守りです」と笑顔で答えた。

　昨季はジュニアGPシリーズに２戦出場してともに３位。12月に名古屋で行なわれるファイナル出場に大きく前進した。

構成●THE DIGEST編集部

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