フィギュア

フィギュア海外GP初Vで脚光 日本の女子中学生が“憧れ”と明かした名古屋のWヒロイン「私も3A跳びたい」「同じクラブで練習している…」

THE DIGEST編集部

2025.08.25

15歳の岡田がジュニアGPシリーズ初優勝を飾った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 現地8月22日、フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)シリーズ開幕戦ラトビア大会は女子フリーが行なわれ、15歳の岡田芽依が合計189.67点で初優勝した。ショート、フリーともにトップでの完全Vを果たした現役中学生スケーターに海外リポーターは大興奮。演技直後のインタビューでは堂々と受け答えした。

 岡田は今季のフリー曲「ミス・サイゴン」のメロディに乗り冒頭の3回転ループ、続くフリップ+トウループの連続3回転を着氷。後半は回転不足をとられたが2本のスピンで最高評価のレベル4を獲得するなど、ジャンプ以外の要素でも加点をもらえた。

 演技直後は力強くガッツポーズを見せた岡田。海外実況は転倒のない安定した演技に「Wow...」とため息を漏らし、「ファンタスティック!」「エレガントなスケーターだ」と褒め称えた。

 キスアンドクライでは「幸運のお守り」だという人気ジブリキャラ「となりのトトロ」を大事そうに両手に持った。高得点が発表されると、隣に座る門奈裕子コーチと抱き合い喜びを爆発。満面の笑みを浮かべ、初戴冠を嚙みしめた。
 
 国際スケート連盟(ISU)の公式YouTubeチャンネルには岡田の優勝インタビューがアップされている。昨季はジュニアGPシリーズで2戦とも3位。目標だったファイナル進出にあと一歩届かず「悔しかった」と明かした。「今年はファイナルが地元(愛知・名古屋)開催なので行きたい気持ちがさらに強い。それを目標に頑張ってきたので今回結果が出て嬉しい」と白い歯をみせた。

 また、同じ名古屋出身でバンクーバー五輪銀メダルの浅田真央を目標にしている選手だと答え、「私も浅田真央さんみたいにトリプルアクセルが跳びたい」と目を輝かせた。身近にいる一番の憧れの選手として「同じクラブ(名東FSC)で練習している大庭雅選手」を挙げ、昨年まで全日本選手権13回の出場を誇る30歳の現役社会人スケーターを尊敬しているという。

 10月までのシリーズ計7戦の総合成績上位6人が12月のジュニアGPファイナルに進出する。15歳の逸材が初の大舞台へ大きく前進した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】15歳が高得点にビックリ!キスクラに置いた「幸運のお守り」は人気ジブリキャラ

【記事】日本女子フィギュア15歳に海外熱視線! 現役中学生がジュニアGP初優勝「脚光を浴びた!」
NEXT
PAGE
【動画】15歳が高得点にビックリ!キスクラに置いた「幸運のお守り」は人気ジブリキャラ