F1レッドブルの角田裕毅は現地９月６日、第16戦イタリアGP予選でQ3に進出し10番手タイムをマーク。他車のグリッド降格ペナルティの影響で、７日の決勝レースは９番グリッドからのスタートとなる。

　角田は前日からのフリー走行、１回目で全体14番手のベストタイム、２回目で９番手に改善した。予選前に行なわれた３回目では再びトップ10圏外の15番手にまでダウンしたが、全台の差が１秒以内に収まるなど、混戦の予感が漂っていた。

　角田は予選Q1、最初のアタックで相棒マックス・フェルスタッペンと0.227秒差の８番手タイムを計測した。各車２回アタックするなか、レッドブル勢は一度だけでピットイン。最終アタックでは２番手フェルスタッペンと0.164秒差の４番手と好タイムを叩き出し、突破を決めた。
  　Q2最初のアタックで角田は６番手タイム。最速フェルスタッペンと0.293秒差だった。２回目のアタックでは、フェルスタッペンのトウを借りるもタイム更新できず。ただ他車のタイムが伸び悩んだため10番手で辛うじてQ3進出を決めた。

　ベルギーGP以来３戦ぶりのQ3、角田は中古タイヤでコースインした。新品タイヤでトップタイムの１分18秒923を出したフェルスタッペンから0.805秒落ちの９番手タイムをマーク。最後のタイム計測、先頭でコースインした角田だったが、１分19秒519とQ2のタイムにすら届かず。ポールポジションのフェルスタッペンから0.727秒差の10番手タイムだった。

　上位勢では、１分18秒792の驚速タイムを叩き出したフェルスタッペンがポールポジションを獲得。ランド・ノリス（マクラーレン）、オスカー・ピアストリ（同）とランキングをけん引するマクラーレンの両ドライバーが並んだ。そして地元フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが４番手、ルイス・ハミルトンは５番手タイムだったが、グリッド降格ペナルティで10番手からのスタートとなる。

　同じく地元イタリアのレーシングブルズ勢はいずれもQ1敗退した。リアム・ローソンはターン６のミスで0.6秒ほど失い20番手。前戦３位表彰台に立ったアイザック・ハジャーもターン７でミスを犯し、カットラインまで0.080秒差の16番手だった。

構成●THE DIGEST編集部

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